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03月07日-一般質問-03号

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  1. 鉾田市議会 2019-03-07
    03月07日-一般質問-03号


    取得元: 鉾田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    平成31年  3月 定例会(第1回)                  平成31年第1回               鉾田市議会定例会会議録 第3号                                                    平成31年3月7日 午前10時00分開議                                        出 席 議 員  議 長 12番  井 川 茂 樹 君       9番  水 上 美智子 君  副議長 10番  入 江   晃 君       11番  岩 間 勝 栄 君      1番  髙 埜 栄 治 君       13番  米 川 宗 司 君      2番  井 川 倫 士 君       14番  友 部 政 德 君      3番  渡 辺 拓 哉 君       15番  山 口   德 君      4番  亀 山   彰 君       16番  田 口 清 一 君      5番  二重作 茂兵衛 君       17番  堀 田 正 衛 君      6番  郡 司   功 君       18番  石 津 武 吉 君      7番  小 沼   勝 君       19番  高 野   衛 君      8番  根 嵜   眞 君       20番  倉 川 陽 好 君                                        欠 席 議 員      な  し                                        出 席 説 明 者  市     長  岸 田 一 夫 君      健 康 福祉部長  金 沢   覚 君  副  市  長  寺 門 利 幸 君     旭市民センター長  飯 島   衛 君  教  育  長  石 﨑 千惠子 君    大洋市民センター長  小 沼 三 男 君  総 務 部 長  関 谷 公 律 君      会 計 管 理 者  松 金 邦 行 君  市 民 部 長  二重作   勝 君      教 育 部 長  小 沼 富 男 君  産 業 経済部長  鈴 木   賢 君      上 下 水道部長  中 根   衛 君  建 設 部 長  寺 家 喜 重 君    農業委員会事務局長  飯島與治右衛門 君                                        出席事務局職員  事 務 局 長  方波見 隆 雄        庶 務 係 長  豊 田 隆 弘  事務局長補佐兼  和 泉 経 義        書     記  会 沢 かおり  議 事 調査係長                                                        議 事 日 程 第 3 号                               平成31年3月7日(木曜日)                                   午前10時00分開議開議日程第1 諸般の報告日程第2 一般質問                                        1.本日の会議に付した事件議事日程に同じ                                                        午前10時00分開議 △開議の宣告 ○議長(井川茂樹君) おはようございます。 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから平成31年第1回鉾田市議会定例会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(井川茂樹君) 日程第1 諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定に基づき説明のため出席した者は、市長ほか13名でありますので、報告いたします。 △一般質問 ○議長(井川茂樹君) 日程第2 これより一般質問を行います。 順次質問を許します。なお、重複質問は省略願います。また、執行部答弁は簡単明瞭にお願いいたします。堀田正衛君。          〔17番 堀田正衛君登壇〕 ◆17番(堀田正衛君) 傍聴者の皆さん、おはようございます。17番堀田正衛です。私は、4項目ほど質問いたします。 まず、1点目、廃棄物広域処理促進協議会と鉾田市の今後の対応についてということで質問いたします。潮来市、行方市、鉾田市において、広域的にごみ処理場建設について、10年前から検討を重ねております。そういった中で、昨年の9月ごろにも、潮来市がこの組合から離脱をすると。さらには、その1週間後に行方市も離脱をすると。3市で10年間も検討して、もう用地を選定するところまで来たんですが、鉾田市だけになってしまったと。 今現在もそうですけれども、鹿行広域の管理者は岸田市長がなっておりまして、その後鉾田市の議会に、潮来、行方が離脱したことによって、廃棄物処理の条例を削除しなければならないということで議会に提案がありました。どういうことで離脱するような羽目になったと執行部に問いましたところ、一向に答えが返ってこない。何が原因なのかもわからないと。そういう中で条例が議案提出されまして、全会一致で鉾田市議会は否決をしたと。内容の説明もできないのに、賛成する議員は鉾田市もおりませんよ。 さらには、この条例は、鹿行5市に提案をして、5市が採択しないと条例改正ができないと、これは県のほうへ、その条例改正を申し出るので。そこで、神栖議会も否決に回りました。その後、神栖市は、否決ばかりでなく、潮来と行方市のごみは受け入れませんという決議文まで出されたということで、私が一番懸念するのは、鹿行2郡の広域のあり方、今後どのようなことになるのかなと非常に危機感を持っているところでございます。 そういった中で、今回の補正予算にも返還金ということで、3市の、今まで事業研究会をやった、その費用の返還ということで予算にのっておりますが、今後市長はどのようにこの問題を進めていくのかお伺いをいたします。 次に、飯名の市有地の活用について質問いたします。飯名地区市有地の利活用については、検討委員会を設置し、早急に結論を出すということですが、3月の1日に提言が出されたということは聞いておりますが、改めてこの内容について答弁をお願いしたいと思います。この土地は、市民交流館建設予定地として買収したものであるが、市長はこれを白紙撤回と。現在更地になっております。このことを市長はどのように考えているのかお伺いいたします。 また、市長は、提言のあった内容を、まさしく私から見れば、提言の内容は、交流館に大ホールだけを除いたような内容だなと思っています。12月の議会では、副市長は、この検討委員会をつくるときに、大ホールだけは市長の選挙公約だから外してくれよと、その中で検討してくれよというような内容だと思いました。しかしながら、提言の中では大ホールはなかったですが、そのほかの問題は、子どもの施設とか老人の施設とか、もろもろあったようですが、改めてそれを聞かせてもらいたいと思います。市長は、それで今の飯名地区の土地をどうするつもりなのか、改めてお伺いいたします。 次に、3点目、スクールバスの無償化に伴う財源ということで、この4月から、鉾田南小学校開校に合わせ、スクールバス無償化になる。既に運行している鉾田北小学校スクールバスも、旭東小学校スクールバスも無償になり、今後統合する大洋地区、旭地区も無料となると、今まで2キロ圏内の子どもたちは徒歩通学ということで、これから無料になれば、当然バスに乗って登校したいというお子さんもおると思いますので、そういった点を見込み、バスの台数、ふえるのかふえないのか、またこの財源の見通しはどのようになるのか詳細に説明をお願いいたします。 4点目、ともえ荘の運営についてお尋ねいたします。ともえ荘の入浴時間が変更になり、市民の方から、是正するようにとの声がありました。今現在は何時まで入浴ができるのか、以前はどのような時間までやったのか、その点もお伺いいたします。 以上で第1回目の質問を終わります。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君の質問に対し答弁を願います。市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 昨日の会派代表質問におきまして市長が答弁しましたとおり、ごみ処理施設整備に関しましては、重要な案件でございますので、交付金の要件を満たす枠組みについて慎重に検討を進めていくこととしております。 また、先ほど議員からございました、3市の鹿行広域の規則の改正でございますが、そちらにつきましては、今後改正をお願いすることとしております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 内容がよく聞き取れなかったんですけれども、余り頭が優秀でないんで、よくわかるように言ってくださいよ。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 3市の枠組みが、事実上、事業休止というようなことになってございまして、新たな枠組みを本市では検討しなければなりません。どうしても本市ばかりで検討いたしましても、相手方が、現在鉾田市4万8,000人の人口ですので、補助金の交付要件でございます5万人というものがございます。そうしますと、本市のみではこの補助金の交付が受けられませんので、連携ができる市町村と枠組みを検討していかなければならないというようなことでございます。それを行うに当たっても、当然相手方がございますので、先ほど申し上げましたとおり、慎重に事務手続等を進めていかなければならないと思っております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 要するに3市で、もう戻ることはないということだね。 この鹿行2郡の中でのごみの問題の条例は、まだそのまま生きているわけですよね。管理者としてね、この条例をどう始末をするのか。その先は、大洗町からもオファーがあったと。大洗と鉾田という線は、そういう話は聞いておりますけれども、いずれにしても以前の潮来と行方の問題を、離脱したから解散といっても、やはり何かつながっていますよね。条例改正、削除しなければならない問題があると思うんですよ。まして岸田市長は、この管理者ですからね。私から言えば、管理者はもっと、離脱するときに、前に、待てよと、何か示してやれる方法があったと思うんですよ。 2月の広域議会でも、そういった質問があったようですよね。どこかあったんではないかと。私は聞きかじりだから、はっきりはあれですけれども、大洋の札あたりにというような話も出たと聞いておりますが、市長、これはどうするんですか、そこで。市長、よろしくお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 堀田議員の質問が広範囲にわたっているんで、どの部分に対してどう答えていいか、ちょっと今あれなんですけれども、とりあえず鹿行5市の管理者は私でございますけれども、何回も議会において答弁しておりますけれども、やはりいろんな方々、行方、潮来、鉾田の全市長を初め組合議員の皆様方の中でやってきた中、もう潮来市は、施設において相当な改修等についてお金を投入すると。そして、今の状況では、できるような状況ではないと。実現性がない方向ということで、離脱して別なところに行くというような思い。 なぜとめなかったのかということでございますけれども、これは当然一緒に行きたいという思いはございます。ただし、やはり潮来市長は、潮来市約3万の市民の代表ということで、そういう決断をしたと思います。また、行方市長におきましても追随していったと。我が鉾田市、私は、まずじっくり構えて、鉾田市の場合にはいろんな方向性がございますんで。 やはりですね、確かに鹿行5市の枠は大事なのはわかりますよ。しかし、この問題が1年、2年でできないですから、3年、5年、10年と、そういう中で、いつも言っています、一番実現性の高いところと。そういう部分を、今私の頭の中に入っております。まだそれを皆様方に公表する段階ではないということをご理解いただきたいと思います。 原因につきましては、3市の中から数カ所出て、最終的には潮来市、行方市、鉾田市で1カ所ずつ上がってまいりました。その中で、いつも言っているとおり、1カ所が候補地にふさわしくないということで、再提出をお願いしたところ、上がってこなかったというところで、潮来市さんのほうが、もう待っていられないという状況でございまして、そちらになったということでございます。 確かに私も管理者ですから、鹿行2郡、歴史と伝統のあるこの枠組みは大事にしますけれども、やはり喫緊の課題、茨城県内はともかく全国的にも、ごみ処理施設につきましては、やはり迷惑施設という言葉を使われますけれども、そういう部分で、やはり先ほど言ったとおり、一、二年でできるものではございませんので、それを逆に実現性を最優先にして、どこと組んで、どのような方向で進めばいいかということは、現在私の中でも入っております。 またですね、先ほど札というお話がございましたけれども、鹿行広域事務組合の議会におきましても、私のところには正式に入ってこないということを言ってありますから、ただその辺で話があったのを言われても、私は聞いていませんと。以上です。足りなかったら、もう一回お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) なるほど2年や3年でできるものではないですよ。これはね、鹿行広域のごみの会議録ですよ。何回となく、もう10年前からやっているんですよ。それで、最終的には首長と事務局で用地の選定をするということで、これを解散した後に、各市候補地を持ち寄って候補地を決めると。そして、私らに聞かされたのは、潮来が離脱する、行方が離脱する、離脱するから、広域のごみの問題の条例を改正しなきゃならないからと議会に諮ったんですよ、市長は。 どういうことがあって離脱するような羽目になったんだと。それまでのいきさつをちょっと議会で聞いたらば、何にも答えなかったですよ。何も答えないで、答えが出せるなんてね。どうですか、傍聴の方。説明して、こういうわけだから……          〔「傍聴者はだめだよ」と呼ぶ者あり〕
    ◆17番(堀田正衛君) こういうことだからもう解散するんだという条例改正出すんならいいですよ。議会にも内容説明をしないで、ご理解と言ったって、ご理解できるわけないでしょう。 いずれ潮来も離脱する、行方も離脱しちゃったんだから、もう。鉾田市は振られちゃったんですよ。そこへ、これ幸いとばかりに大洗から、ともにやろうではないかというような話があったようです。それを踏まえて、市長はどう考えているのか、そこをお聞かせ願いたいです。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 先ほどの離脱に伴う原因としましては、潮来市、行方市ですけれども、先ほど市長が申し上げましたとおり、候補地の選定が進まなかった。それに伴って、事業の進捗が進まなかったというのが潮来市から出てまいりまして、離脱につながったということでございます。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) それではない。それは、今答弁したのは、もう前から言っています。そんな、また持ち返すようなことを言われると、そんなら鉾田市の候補地はこれでどうだと示せばいいことではないですか。それも示さないで、前へ進まない。そこでもうだめなら、ここが離脱したんだから、もう解散しようと、そういう流れではないです。それでなくて、大洗から話があったんではないですか。鉾田市単独では、要するに5万以内だと交付金も出ないと。鉾田と大洗を合わせれば、5万、6万近くになる。これはやる分にはいいと思うんですけれども、その考えを私は聞いているんですよ、方向性を。よろしくお願いします。          〔「反問権」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 反問権。市長。 ◎市長(岸田一夫君) いつも堀田議員は、いろんな話をしますけれども、逆に堀田議員の案を参考までにお聞かせを願いたい。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 私は……案ではないでしょう。これはやっぱり、私の案を聞き入れるんなら、また私も考えてもいいですけれども、急に私は、案を持ってきて、市長にこうしろとは言える立場にありませんので、これは市長の考えを私は聞いているんですから、よろしくお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) いずれにしましても、いつも候補地の選定に至らなかったのは、やはり一市から候補地が上がってこなかったということで、やはり各市が一つ一つ候補地が上がって、土俵に上がってから進めるということで、それができなかったということでの今の状況ですよ。以上です。何回も答弁しております。以上です。 ◆17番(堀田正衛君) この候補地の問題は何回やったって同じだから、大洗からそういうお話があるのかどうなのかということを聞いているのにも答えが返ってこないとすれば…… ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) この件につきましては、議会においても多分私はお話をしている。なぜなら、行方市の報道があって、次の日の夕方5時ごろ、大洗町長、小谷町長から電話がありまして、ちょっとお話がありますと。鉾田市のほうに来て、大洗町のほうでは、ぜひ鉾田市と一緒にやらせてほしいということは前に述べたとおりでございます。ありました。以上です。          〔「次の」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁を願います。市長。 ◎市長(岸田一夫君) 飯名地区市有地の利活用につきましては、2月14日に検討委員会より、飯名地区市有地の利活用の方向性をまとめた提言書が提出されたところでございます。今後は、この提言書の内容を含めた上で、市民意識調査を実施し、その結果をもとに、飯名地区の土地の利活用方法を判断していくこととしているところでございます。 また、この土地につきましては、飯名地区の地権者の皆様より貴重な土地を提供していただいたことは十分に理解しているところでございます。今後もこの土地の活用につきましては、最優先課題として取り組みを行っていく考えでございます。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) この検討委員会では、市長が職員と一部の市民の方にお願いして検討委員会をつくってもらって、その回答が出たんで、提言という形で、これは市長に検討委員会が上げたわけですよね。その中で、この提言のような内容で市長は飯名地区へ建設をするのかと、私はそこを聞いているんですよ。また、ホールの問題はまた別でしますんで、この提言の内容、これを市民に、そのままそっくり判断をというのは、また市長の最初の、あそこを白紙撤回したときの内容とちょっと違うと思うんですけれども、どうですか。 ○議長(井川茂樹君) 副市長。 ◎副市長(寺門利幸君) 今回の提言内容につきましては、さきにご説明いたしました市民意識調査、文化施設のあり方に関する質問のほか、提言された内容につきましても、質問に加えまして市民の方に意見をお伺いしたいと。伺った上で、市として最終的に市長にご判断をいただくという形で進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) それで、私、最初に質問して、その提言の内容をお示しくださいと言っていますよね。私ら一部の議員はわかっておりますが、今日傍聴に来ている方々にも、どういった提言があったかを聞こえるようにはっきり示してください。 ○議長(井川茂樹君) 副市長。 ◎副市長(寺門利幸君) 失礼しました。それでは、私は利活用の検討委員会の委員長としてご発言をさせていただきます。 検討委員会におきましては、飯名地区の市有地の現状、こういったものを、現地を見せていただいた上でですね、鉾田市全体の課題あるいは鉾田市のですね、公共施設の現状や課題についても、現状の把握を行いました。その上で、単純に課題の解決ということではなくて、次世代につながるような、そういったものを念頭に置いた上で4つの方向性が示されました。 1つが、子育て支援環境づくり、2つ目が、人を呼ぶ市内の活性化。それから、3つ目が、基幹産業であります、鉾田市の農業の活性化あるいは4つ目が、市民が集まり、多様な活動ができる場所の充実といった、その4つの方向性が示されたところでございます。最終的には、その4つの方向性から想定される機能を複合的に取り入れた施設ということで提言させていただいたところでございます。 提言内容につきましては以上でございますが、基本的には多世代が集まって、にぎわいと情報発信できるような、そういったものが基本的にこの施設として望ましいのではないかというような意見だというふうにして認識したところでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 提言の内容を見ますと、まさしく交流館というよりコミュニティーセンター、そういったイメージのものだなと思っております。 ただし、12月にもこの問題をやりましたときには、副市長は市長から、少なくとも交流館に代表される大規模な大ホールだけは入れないようにと、対象外にしろというふうな話がありましたよね。ただ、大ホールはないけれども、一般市民、私が感じるのには、交流館で大ホールのない交流館というような内容にも聞こえるんですよ。あとは、やっぱり子どもなり老人なり、そういう施設という要望ですので、大ざっぱに言えば交流館またはコミュニティーセンターでもいいですよ。そういう内容だと思うんですよ、これは。ただ、市長が大ホールだけは外せよと、その中で検討しろということだから、大ホールという名前が、ここは出てこなかったと思うんです。 だから、市長は、そういう内容でつくるのか、それともさらにアンケートをとってつくるのか。昨日からも、アンケートの問題でもどういう、アンケートの内容によっては答えが出しようがない。これは、議会示してもらって、それからアンケートを出してもらわないと、執行部の一部で、もうつくらないような方向でアンケートなんかつくられたんでは、市民のためになりませんので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、スクールバスのほうでお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、3項目のスクールバスの無料化に伴う財源についてご答弁申し上げます。 まず、今後統合となる大洋地区、旭地区の2キロメートル未満の児童のスクールバス利用につきましては、これまで同様に、2キロメートル未満でも、指定された乗降場所まで行けば利用することは可能となります。 次に、最終的なバスの台数につきましては、平成37年度に51台となる見込みでございます。 次に、将来にわたる財源につきましては、本年4月からスクールバスは無料化となり、運行台数は鉾田北小学校で11台、鉾田南小学校で19台になります。財源としましては、国のへき地児童生徒援助費補助金約3,500万円、このほかについては一般財源でございます。平成37年度には旭中学校区統合小学校が開校しまして、スクールバスは全体で51台になる見込みでございます。 歳出では、運行に関する委託料は約3億9,000万円となり、歳入ではへき地児童生徒援助費補助金が約5,000万円、普通交付税算入額としまして約3億1,000万円となり、この時点での不足額は約3,000万円となる見込みでございます。 また、旭中学校区統合小学校の開校から6年目となる平成42年には、スクールバスは44台を見込んでおり、委託料は約3億4,000万円、普通交付税算入額は約2億7,000万円となり、不足額は約7,000万円となる見込みでございます。 昨年、本市の出生数は231人と衝撃的な数字となり、今後さらに子育て支援は必要かつ重要な施策となりますので、スクールバスの無料化につきましても、子育て支援をパッケージ化しまして、全体の予算の中で対応してまいりたいと思います。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) このバスの無償化、29年の12月にも条例改正で無償化の議案が出まして、議会から、財源の、明快ではないということで否決されましたよね。あの当時から、そういった僻地対策という財源はあったと思うんですよね。 それで、当時は、29年の12月に出されて、30年の1月1日から施行するというような内容の案件だと思ったんですけれども、いずれ振り返れば、あの当時もっと執行部が丁寧に説明して、議会の了解を得れば、30年の4月ころの議案提出で丁寧な説明をして、議会の議決を得られれば、30年の4月から鉾田北小学校も無償化で1年やれたんではないかというのが一つ、そういう思いが私はあります。特にこれは鉾田北小学校区ですからね。何で今ごろこうなったと。そのときは、旭東小学校の問題もあったから、議会での理解ももらえなかったのかなと思いますけれども、そういう中で今回無償化。 平成42年までのをざっと見ましたら、僻地対策補助金と普通交付金でやっていれば、当座はしのげる。しかし、鉾田北小学校もあと2年ですか、僻地対策の補助は。鉾田南小学校は、今年から5年間は僻地対策の補助金がつくと。5年を過ぎたら、今度は鉾田南小学校もなくなるんですよね。それと合わせたころに大洋小学校、そして旭小学校という順に統合していくわけですが、もう既に鉾田南小学校への僻地補助金がなくなると同時に、もう財源が不足するんですよね。 平成42年には7,150万円不足するというような積算ですけれども、去年の……新聞では、2030年ですな、7150万円の財源不足に転じるが、市側は入札を行うことで不足額確保を2,000万円前後に縮小できると推測していると。これはまさに、入札価格を安く落としてもらえば浮くんだと、そういう内容だと思うんですけれども、執行部はそうは言わなかったというような話ですけれども、実際私もそういうことかなと思います。 さらには、私が心配するのは、平成42年以降の財源。恐らく交付税も年々減額されるんではないかと思います。岸田市長は、選挙公約で、鉾田市政の50年先を見据えた市政運営というようなことがチラシにありましたよね。私も確認したら、あったというふうな、これは間違いないと思うんですけれども。 そういう中で、一つは鉾田北小学校の無償化を30年4月1日から、丁寧な議案説明があれば、できた可能性があったのか、それが1点と。平成42年以降の交付税が減額して、仮に今から30年、ごろは、どのような無償化によって負担が必要なのか、その点をお伺いします。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) まず、1点目なんですけれども、なぜ平成30年の4月1日からの件につきましては、財源についての詳しい説明が議員方にできなかったというようなこともございます。これにつきましては、そういうことで再度慎重に検討した結果、1年おくれということになってしまいました。 あと、2点目の質問につきましては、その42年以降の財源、普通交付税の関係なのですけれども、これについては実際に国の普通交付税でございますので、動向については今後市のほうでもどのようになるかというのは、実質的には想定はしてございませんけれども、その普通交付税もありますけれども、当然少子化対策につきましては、重要な課題となっておりますので、財源については、そちらの子育てのほうに、とりあえず財源をつけていくというような形に進んでいかなければならないかと思います。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 見通しが立っていないですよね。そんな先のことではない。岸田市長は、任期中のこといいんだか何だかわかんないけれども、やっぱり無償化とやった場合にはね、鉾田北小学校子どもたちもそうですけれども、保護者もそうですけれども、もう2年、3年有料で取られて、今度は執行部の無償化への予算づけがしっかりできないために、1年流れちゃったわけですよね。29年の12月に急に出さなくても、しっかりその当時から検討して、30年4月の予算で出すまで検討していれば、恐らく議員たちみんな理解して、これは了解もらえたと思います。 そんなことを言ってもしようがないけれども、いずれにしましても平成42年以降の財源、何とかなる、そういうような答弁に聞こえてならないんですけれども、そんなもんでは、10年、20年先のスクールバスの利用する子どもさん、保護者は大変な料金を取られるような羽目にならないと思いますか。ちょっとそこだけ確認しておきます。何とかするんですか。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私も選挙のときに公約に掲げましたもので、30年、50年先を見据えたということで、やはりですね、私は基本理念は、やはり地域をつくり、人をつくるのは教育ということで、教育環境の充実ということでうたっております。 そういう中ですね、今喫緊の課題は、やはり昨年が出生数が衝撃的な231名とその前もほぼ変わらないんですけれども、やはりですね、若い人たちが鉾田に行ってよかった、住んでみたい、さらにですね、住み続けたいというような思いを持ってもらうがためにはですね、やはりこういう部分での投資が必要かということで、私もいろんな部分をパッケージ化しまして、結婚、妊娠、出産、子育て支援、教育環境の充実、雇用の場の創出、住宅支援、生活ということで……          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎市長(岸田一夫君) いや、話聞いてください、最後まで。          〔「時間がなくなっちゃうから」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(岸田一夫君) 時間はいずれにしてもなくなるのは決まっていますから。 そういう中で、私は、若い世代の人たちが鉾田に住んでみたいという、そういう部分の部分で、やはり教育の場、こういうのがなければ、ほかの市町村と比べ、今の若い人たちは、全てのものを他の自治体と比較しますから、大変勉強していますから、そういう部分でやはり30年……          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎市長(岸田一夫君) いや、わかっていないよ。30年、50年の投資ということでやっていますから。          〔「外れていますよ」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(岸田一夫君) 外れていないでしょう、だって。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎市長(岸田一夫君) 一応そういうことですから、ご理解のほどよろしくお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) そういう思いがあったら、なおさらね、29年の12月に、突発的にバスの無償化なんて条例改正の議案出さないでね、慎重に検討して、30年の予算に計上して説明すれば、そのとき通ったんですよ。みんなそう思いますよ、きっと。 それはいいとして、鉾田北小学校の保護者だけが大変な金取られただけならいいとして。 それと、一番問題は、無償になったことで、今度は2キロ圏内、今までは有償のときは、2キロ圏内の人は、保護者が、健康づくりのために徒歩通学だよと。これは、無償になったことで、2キロ圏内の人もバスに乗っていきたいという人がおると思うんですけれども、調査したと思うんですけれども、どのくらいおりますか。あと、2キロ圏内の生徒数もあわせてお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 今手元に資料がございませんので、ちょっと後で。          〔「暫時休憩」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 10分間休憩いたします。                午前10時42分休憩                                                        午前10時57分開議 ○議長(井川茂樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 堀田君の質問に対し答弁を願います。教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 先ほどの意向調査のですね、人数でございます。鉾田北小学校で70名ということになっております。そのうち新規で申込みがありましたのが6人ございます。そのうち2キロ未満の人が1名と。鉾田南小学校におきましては、意向調査の人数が149人で、新規の申請者が49名、そのうち2キロメートル未満の者は2名でございます。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 私が質問したのとちょっと違う。ずれていると思うんですけれども、2キロ圏内には何名ぐらいの生徒がいるというのを私は聞いているんですよ。大洋と旭も含めてどのくらいいるのかなと。今、この鉾田北小学校の意向調査で、要するにバスを利用したい人の人数でしょう、これは。そうではなくて、2キロ圏内にどのくらいの今生徒数がいる。全体で、無償化になって、これから大洋も旭も無償化になって、うちでも2キロ圏内だけれども、乗っていくようにしたいというのは当然あると思うんですよ。 鉾田北小学校で6人しかいない。鉾田南小学校でも2人。ちょっと理解できない。これはどういう調査したんだかわかんないけれども、いずれにしてもこれから無償でバスを走らせるとなれば、当然大洋の小学校区でも旭小学校区でも、2キロ圏内でもバスに乗りたいという人はいると思いますよ。これは、健康づくりのために歩かせる。今日みたいな日に歩かせる人はいないですよ。 車で、私の家の前、これは1キロ500~600のところからうちの額相といっても、学校目の前だからね。それだって、車で送ってきて、要するに鉾田北中学校グラウンドの角に集合するんですよ。そこから歩いていくんですよ。本当ならば、バスが無料なら、あそこまで車で送ってくる人は反対に遠くなるけれども、石八戸の公民館まで行って、あそこへおろして、あそこには多くの子どもが集まるから、そこで乗ってきたほうが安全でもあるし、この冬の寒いときは、寒さ知らずで来られるんですから。今のデータはちょっと、私は余り、どうかなというような感じがしますけれども、いずれそういう結果だからしようがないけれども。 そうなると、今の2人や3人なら台数、乗るのには人数はクリアできるよね、2人か3人しかいないんだから。鉾田と南小学校をやって30台走るんですから。30台のうちの北が6人、南が2人ならば、そういう心配はしなくてもいいと思うけれども。 聞くところによると、補助席まで使って走らせるような、シートベルトをやって、バス会社でそういう話があるようですけれども、これは非常に危険なのは、補助席使った場合に、小学1年生に補助席に座ってシートベルトやりなさいと。小学校5、6年生ならば補助席でも、補助席というのは前がないですからね、シートベルトをやれば何とかなると思うんですけれども。仮に小学1年生、2年生がその補助席に座る羽目になって、シートベルトをやれば安全だといったって、運転手さんは相当な苦痛になりますよ。間違って、猫が飛び出した、犬が飛び出した、まして人が飛び出す。ブレーキ踏んで、ありますよ。急ブレーキかけたら、補助席にいる子どもは吹っ飛んでいっちゃうよ。そういう心配して運転しなければならないと思うんですよ。運転手の負担というのは相当なものです。その点、どう考えていますか。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) シートベルトの件でございますが、助手席にもつくようになってございます。以上です。          〔「安全だよ」と呼ぶ者あり〕 ◎教育部長(小沼富男君) 1年生につきましては、安全性に配慮しまして、なるべく助手席を使わないように、座席を指定していきます。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) そういう指導を教育委員会でするということ。それは、仮に1年生のときは、補助席でなく、こっちに座りなさいと、バスに乗る生徒に教えとかなきゃだめだよね。みんな座っちゃって、たまたま1年生、2年生が補助席しかあいていなくて、私かわってあげますと、そういう指導をしていくんですか。          〔「先生を乗せておけばいいんだよ」と呼ぶ者あり〕 ◆17番(堀田正衛君) 先生乗せたら大変なことになるし、一番は……          〔「乗せない契約だから。内容がわかんないよ、バス会社だって」            と呼ぶ者あり〕 ◆17番(堀田正衛君) ここらが一番難しい問題だなと思うんですよね。          〔「幼稚園なんかはやっているけど」と呼ぶ者あり〕 ◆17番(堀田正衛君) 幼稚園はやっているけれども、小学校の場合は、5年、6年になれば、ある程度体もできるし、そういう危険性も感じるからあれだけれども、1年生ぐらいだと、ややもすると、ちょっと問題がある。教育長、そこらはどう考えているかちょっと聞いて、これはやめっぺ、そろそろね。 ○議長(井川茂樹君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 今議員ご指摘の小さい子ども、それから6年生との体力の差、それから生活経験の差ということで、バスについては、各学校で担任、それから管理職とよく話し合いをしまして、あと障がいのあるお子さんも入学することもございますので、その子どもたちの一人一人の実態を見て、座席をきちんと指定するなど、対応策をとっていきたいと思います。特にバスの運転手さんの今負担ということもございましたが、座席を指定することで、ある程度バスの運転手さんの負担も軽減されるかなと思いますので、その辺の指導は、教育委員会としてきちんとやっていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) ぜひ事故のないような指導をしてもらいたいと思います。 次に移ってください。 ○議長(井川茂樹君) 次の項目に対し答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 議員ご質問のともえ荘の入浴時間でございますが、現在ともえ荘は、社会福祉協議会へ指定管理者制度のもと運営を委ねているところでございます。 社会福祉協議会へ確認をいたしましたところ、年度当初は、午前9時から午後4時までの開館時間に合わせての入浴時間で運用をしてございましたが、昨年9月中旬から、職員に欠員が生じたため、利用者の方のご理解のもと、午後3時までに時間を短縮しての運用にしております。その後、10月中旬に職員の補充ができましたが、以前より午後3時から午後4時の時間帯の利用者が少なかったこと、また職員の勤務体制の見直し及び燃料費の高騰もありましたので、入浴時間の短縮を、引き続き3月末まで延長させていただいているところでございます。 今回の取り扱いにつきましては、暫定的な対応であり、4月からは通常の時間帯に戻すこととしてございます。なお、今後の入浴時間につきましては、来年度より試験的に、10月から2月までの期間、通常時間より30分短縮し、午後3時半までとすることが、2月22日開催のともえ荘運営委員会にて、審議の上、了承されておりますので、これを尊重したいと考えております。 これからも利用者の意見を伺いながら適切な運営に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 働く人がいないと、だから1時間短縮しちゃったと。あれだけの施設を回しているのに、何人でやっているんですか。欠員が生じたから、風呂を早く切り上げたと。そういう施設ではないでしょう、あそこは。それで、利用者が3時でご理解いただいたというけれども、午後の2時ごろに来るお客さんだっていますよ。朝入った人が夕方まで、そこの中で待っているわけではないですから。入場は午前何時から何時までという、そういう制度ではないでしょう。仮に午後入場したって、お風呂入って帰ってきたって何ら問題ないわけですから、中で利用している人だけが、ご理解もらって3時にしちゃったと。 私は、何で3時にしたんだと。4時までやってくれという意向があるんだって言われて、私も急遽追加でやったんですけれども、やはりこういう施設は、農家だって、私ら昨日でちょうど70になりましたけれども、仕事して、「ともえ荘さ行って、風呂でも入ってくるか」と言っていたって、ないとは限りませんよ。大体朝行って、カラオケやって、夕方風呂入って帰るというのが、おおむねそういう人が多いのだと思うの。いずれにしましても、もっと入浴時間を延ばして。 やはり不足が生じれば、今3人か4人でしょう。やめられたら本当に回らなくなっちゃうでは、ちょっと問題だと思うんで、やっぱりそれは予算をもっともらってやったほうが、あれだけの施設を3人か4人で十までやらされるというのはちょっと。万が一掃除する人がいなくなったら、そういうことになっちゃうんですよ。そこらは、よく要望してやってもらいたいと思います。 答弁は結構でございます。終わります。 ○議長(井川茂樹君) 以上で堀田君の質問を終了いたします。 次に、岩間勝栄君。          〔11番 岩間勝栄君登壇〕 ◆11番(岩間勝栄君) 皆さん、こんにちは。議席番号11番岩間勝栄です。通告に従いまして一般質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。 1項目めとして、がん検診の受診率向上のための対策について伺います。日本人の死因のトップはがんであり、2人に1人はがんになると言われているにもかかわらず、日本はがん対策において圧倒的に海外から取り残されているという調査結果が出ています。がんは、早期発見で助かることはわかっていながら、自分のことになると、なかなか検診に行かないという現状ではないでしょうか。 国は、これまで、がんの拠点病院整備など一定の成果は見られたと言っておりますが、目標であった受診率50%以上にはまだまだ厳しく、新しい計画においても、引き続き受診率50%以上を目指すこととなったようです。そこで、本市におけるがん検診の種別ごとの受診率と、これまでの推移についてお尋ねします。また、受診率向上のために行っている鉾田市の特徴的な対策、取り組みについて伺います。 次に、受診率向上のために、無料クーポン券など導入の考えはないか伺います。 2項目めとして、子育て中の女性に対しての就労支援について伺います。安倍政権においての成長戦略の中で、平成26年12月に閣議決定された、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中でも仕事創生の項目で、女性が活躍する場をつくることは、女性がその地域に魅力を感じ、住み続けることにつながることから、地域における女性の活躍を推進すると明記されており、重点が置かれております。この総合戦略の基本目標の中でも、地方における安定した雇用を創出することは重要であり、特に女性の就業率向上、数値目標を2020年までに73%を実現すると考えられております。 そこで、鉾田市の現状について3点ほど伺います。女性の年代別の就業率と、その推移についてはどのようになっているでしょうか。また、全国の状況や県内他の自治体と比較して、どのような特徴があるかお伺いします。 次に、結婚や出産、子育てのために現在は働いていないが、将来は就労を希望している女性はどのくらいいると掌握しているかお伺いします。 3点目として、子育て中の女性の就職支援として、どのような対策を行っているか伺います。 以上で1回目の質問は終わります。再質問は質問席で行います。 ○議長(井川茂樹君) 岩間君の質問に対し答弁を願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) それでは、受診率向上のための特徴的な対策についてご答弁申し上げます。 がん検診の平成29年度の種別ごとの受診率でございますが、結核・肺がん24.6%、胃がん検診10.3%、大腸がん検診19.3%、子宮がん検診9.4%、乳がんエックス線検診19.1%、乳がん超音波検診18.9%、前立腺がん検診26.6%となってございます。乳がんエックス線が2.3%の増、前立腺がん検診が4.3%の増加となっており、その他のがん検診は1%程度の増減がございますが、おおむね前年度同様の受診率となってございます。 当市における特徴的な対策といたしましては、平成27年度から29年度わたり、県のがん検診受診率向上モデル事業に取り組み、女性医師による子宮がん検診の実施や胃がん検診、肺がん検診に係る受診勧奨チラシによる勧奨を実施してきた経緯がございます。本年度は、大腸がん検診受診率向上を目的に、未受診者への対策といたしまして、子宮がん検診の申し込みに合わせ、受診勧奨を実施してまいりました。これにより、1月から2月の子宮がん検診と同日に大腸がん検診を実施し、大腸がん検診未受診者のうち111名が新たに受診されました。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 岩間君。 ◆11番(岩間勝栄君) それでは、再質問をさせていただきます。 市内には、がん検診やがんの予防を呼びかけるがん予防推進委員の方がおられると聞いておりますが、活動内容や成果について具体的に伺います。 また、秋田県では、がん検診受診勧奨センターを設置し、受診対象者宅に直接電話で勧奨する取り組みを行っているそうですが、本市においても同様の取り組みを行ってはどうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) それではまず、がん予防推進委員の活動内容についてご答弁申し上げます。 がん予防推進委員についてでございますが、現在鉾田市では52名が活動しており、平成29年度がん予防啓発を行った対象人員は1,429名と年々増加しております。活動内容といたしましては、地区の集落センターや公民館、住民健診や子宮がん検診会場において、がん予防のためのメニューや減塩食の調理実習や試食を行い、日常の食生活に反映できるよう具体的に予防啓発を行っております。また、文化祭やまちなかカーニバルなどのイベントでは、がん予防のパンフレット配布やがん検診受診勧奨を実施いたしました。 がん予防推進委員の人数は、一時期減少しておりましたが、本年も7人の方が、茨城県実施のがん予防推進委員養成講習を受講していただき、新たに活動を開始いたしました。これからも講習会受講者をふやし、活発な活動を促してまいりたいと考えております。以上でございます。 続きまして、電話による勧奨をしてはどうかというふうなことでございますが、特定健診未受診者対策として、保険年金課と連携し、3年間未受診者の方を対象に電話勧奨を実施しております。その際、がん検診の申し込みも同時に受け付けし、各種がん検診に合わせ、予約や受診券を郵送するなど工夫して実施しているところでございます。受診者からは、電話がかかってきたなどのお声がけをいただいており、3年間未受診だった方が、平成30年度には264名新たに受診していただきました。引き続き未受診者への受診勧奨を保険年金課と協力していくとともに、毎年受診していただけるよう、受診勧奨を実施していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 岩間君。 ◆11番(岩間勝栄君) これは提言ですが、受診率向上のために、圧縮はがきによる受診勧奨も有効な手段としているが、このような取り組みを実施してはどうか。また、啓発活動にユニークな事例として、東京町田市では、トイレットペーパーに大腸がんの検診の啓発イラストを印刷、配布している事例や京都府長岡京市では、替え歌動画の制作、投稿などがあるが、本市でも工夫を凝らして啓発活動を実施して、今まで以上に受診率向上につなげていただきたいと思いますので、今後とも努力のほど、よろしくお願いをいたします。 ○議長(井川茂樹君) 答弁はいいですか。 ◆11番(岩間勝栄君) 答弁があればお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に対し答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 無料のクーポン券を導入してはどうかについてご答弁申し上げます。 無料のクーポン券の導入についてでございますが、これまで21歳女性に対しましては子宮がん検診の無料クーポン券、41歳女性に対しては乳がん検診の無料クーポン券を送付し、あわせて検診手帳や受診案内を送付することで受診勧奨をしてまいりました。 このほかのがん検診につきましては、クーポン券を発行する予定はございませんが、当市における各種検診時の市民の自己負担額につきましては、他市と比較しましても低額に設定してあるなど、検診が受けやすい環境整備に努めてございます。今後この点を周知していくとともに、がんに関する情報提供や受診勧奨に努め、受診率の向上を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。          〔「次お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 1点目、女性の年代別の就業率及び全国や県内と比較した特徴ということでご答弁申し上げます。 就業率とのことですけれども、平成27年度国勢調査になりますが、職業に従事している人全体をあらわす指標としては労働力率というのがございますので、こちらでご答弁申し上げます。 茨城県や全国と比較すると、当市鉾田市の女性労働力率は、各年代ともに全国平均、茨城県平均を上回っているような状況でございます。また、本市を全国、茨城県と比べた特徴でございますけれども、全国、茨城県ともに、60歳、65歳、70歳、それぞれこの年のタイミングで労働力率ががくっと下がるわけなのですけれども、当市においてはその下落の傾き、下落率が緩やかなカーブを描いているような状況でございまして、高齢者であっても働いている女性が多いというのが特徴になります。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 岩間君。 ◆11番(岩間勝栄君) 再質問をします。 本市においても、子育てをしながら就労を目指す女性を支援して、活躍できるように応援していただきたいと思います。ちなみに大分県豊後高田市では、就労と保育のワンストップ窓口、子育てママ相談口を開設しており、勤務可能日や希望する休日、雇用形態などを登録すると、市が条件に合う市内の企業を紹介すると同時に、利用可能な子育て支援サービスの情報を提供するというようなものです。子育てをしっかりしながら、再就職に踏み切ろうと思っても、不安があったり、情報が足りないなどの理由で、なかなか思うようにいかない現状であると思いますので、このような窓口の設置は背中を押してくれるのではないでしょうか。特にパートタイムで働く人などを対象にして、1日4時間までは500円で子どもを預かるワンコイン保育サービスや就職の面接を受ける間、2時間まで無料で預かる一時保育サービスなど、きめ細かな支援も行っているとのことです。本市においても、このような企業に対する施策に取り組んではどうか伺います。 ○議長(井川茂樹君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 済みません、ちょっと議員にお尋ねしますが、3点目と内容がかぶる部分があるんですけれども、3点目の内容とまとめてお答えしてもよろしいでしょうか。          〔「3点目と一緒にお願いします」と呼ぶ者あり〕 ◎産業経済部長(鈴木賢君) では、3点目もちょっと絡めて。子育て中の女性ですね、子育てをしながら就労を目指す女性の応援、またそれに附随して保育サービス、また雇うほうの企業に対するインセンティブについてご質問いただきましたので、ご答弁申し上げます。 まず、鉾田市で現在やっている女性に対する就業支援の取り組みからご説明させていただきます。まず、現在鉾田市におきましては、ハローワーク常陸鹿嶋と連携いたしまして、鉾田市地域職業相談室を運営しております。こちらは、事業の性質上、女性に限ってとか、そういったことはやっておりませんけれども、子育て中の女性から相談があった場合には、ハローワークの相談員が対応することとなります。 また、当市が事務局を務めております、常陸鹿嶋地区雇用対策協議会というのがございますけれども、そこの事業としまして、鹿嶋市におきまして、1月22日に仕事と子育て応援セミナー、2月12日に攻めのダイバーシティ戦略セミナーを開催しております。また、ハローワーク、これは鹿嶋市にございますハローワークのほうでございますけれども、専門の担当者の配置や子どもが遊ぶ施設を設置する等、子育て中の女性が相談しやすい環境づくりに取り組んでございます。 また、ワンストップ窓口、大分県豊後高田市の事例をご紹介いただきましたけれども、当市にもですね、健康福祉部の所管でございますけれども、鉾田市子育て世代包括支援センターというのがございます。こちらは、子育てに関する相談業務を全般的に行っておりますので、就労に限らず、子育てに関することであれば、内容に応じて解決策を関係機関と連携しながら、また専門機関を紹介するなどの体制をとってございます。 また、ハローワーク鹿嶋も、こうした子育ての再就職、先ほど申し上げたセミナーをやるなど力を入れているところでございますので、今後鹿行地区、当市も含めて、鹿嶋市以外でもやりたいというような意向がございますので、当市としても一緒に連携してやっていきたいと思っております。 以上が子育てする方への支援ということになります。 保育サービスでございますけれども、現時点でこういった、500円で預かるとか就職の面接の際には2時間まで無料で預かるとか、そういったことはなかなか難しいと思いますけれども、現在有償の保育サービスとしまして、一時保育、ファミリー・サポート・センターなどの制度もございますので、こちらを利用いただくのかなと思っております。 あと最後、企業に対する施策といたしましては、厚生労働省のほうに補助金がございまして、妊娠、出産等を理由に離職した者を試用雇用した事業主に対しまして、3カ月間最大月額5万円を支給する事業ですとか、一度就職していた方が、妊娠、出産等より退職した方がいらっしゃって、その方をまた再雇用した場合に、事業主に月額19万円を支給する事業などがございます。 しかしながら、これらの事業、こういった制度はあるんですけれども、まだ周知が十分であるとは言えないのかなと思っておりますので、まずはこれらの企業向けの雇用制度についても、市のほうで積極的に周知していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 岩間君。 ◆11番(岩間勝栄君) なかなか難しいこともあろうかと思いますが、本市においても、子育てと就労について、ワンストップで相談できるような窓口を開設して、子育て中の女性の再就職を支援するようなことはできないか伺います。 ○議長(井川茂樹君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 先ほど申し上げましたとおり、うちの産業経済部におきましては、鉾田市地域相談室というのを設けておりまして、これで職業相談の相談に乗っているということでございます。また、先ほどご紹介したとおり、鉾田市子育て世代包括支援センターというのを健康福祉部のほうで持っているということでございます。ただ、この連携が、まだなかなかうまく、まだやっていないなというのが正直なところです。施設のスペース等もあってですね、なかなかワンストップ窓口というところまではいかないかと思いますけれども、同じ市の部局でございますので、連携を密にしまして、子育てをされている女性、子育てをしながら就職活動に取り組みたいと考えていらっしゃる親の方の支援、これについては、その利便性の向上に努めていきたいと考えております。以上でございます。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 2項目め、産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 済みません、では2点目についてご答弁申し上げます。 2点目の内容についてですけれども、平成25年度に現行の子ども・子育て支援制度の事業計画の策定に当たりまして、就労状況に関する設問を設けたアンケート調査を実施しております。少し古いデータではありますが、ここの中で調査の結果がございますので、その結果を申し上げます。 なお、アンケートの対象者といたしましては、就学前の児童の保護者、子どもが幼稚園、保育園に通っていらっしゃる保護者の方とお子さんが小学生の保護者に分けて実施してございます。 まず、子どもが幼稚園、保育園、就学前の時点の方で6割以上、小学生の時点で8割以上の女性が就労をまずしているような状況でございます。その中で、就学前の児童の母親のうち現在就労していない方、これは先ほどの6割のちょうど反対ですので、率にして34.7%になりますけれども、この方のうち就労希望として1年以内の就労、もしくは子どもの成長などによりますけれども、いずれ就労したいというように回答した方は、現在就労していない方、全体の34.7%の中の52.4%が就労したいというふうにお答えをされております。 次に、小学生の児童の母親のうち現在就労していない方、これは全体の13.8%になりますけれども、この中のうち兄弟の状況や子どもの成長などによるが、いずれ就労したいというふうに考えているように回答されたお母様は、その就労していない13.8%の中の65%の方がこのように回答されております。 このアンケート結果からですね、子育て中の母親のうち就労を希望する方はですね、いずれも幼稚園、保育園の段階、小学生の段階におきましても、半数以上の方がこういった希望を持っていらっしゃるというような状況でございます。以上でございます。          〔「3番」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 3番はさっき……          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 岩間君。 ◆11番(岩間勝栄君) いずれにせよ、人口減少問題は、どこの市町村でも取り組んでいる課題です。若いお母さん方が安心して暮らせるように、仕事と子育てを両立できるような支援体制を充実させることが重要ではないかと考えますので、よろしくお願いをいたします。以上で終わります。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 静粛に願います。市長。 ◎市長(岸田一夫君) 岩間議員のいろんな質問、提言につきましては、やはりですね、今鉾田市で抱えている問題、少子高齢化の少子ということで、多くの若い人たち、お母さん方が鉾田市に住んでみたいというような状況をつくりますんで、前向きに検討していきたいと。以上です。          〔「終わります」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 以上で岩間君の質問を終了いたします。 次に、根嵜 眞君。          〔8番 根嵜 眞君登壇〕 ◆8番(根嵜眞君) 皆さん、こんにちは。8番根嵜 眞です。通告順に従って一般質問を行います。 去年の1月7日16時50分から19時で、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」において放送されましたけれども、大洋海岸でのごみ拾いをする女性が放送されております。多くの市民からいろいろなご意見を伺っております。その中でありますが、そのとり方はいろいろございましょうが、この件に関してのですね。 彼女はですね、多くのボランティア団体とボランティア活動をしている姿ではありました。20年間も濁沢海岸から鹿嶋市の小山海岸まで清掃ボランティア活動をしている姿でありました。昨年は、6月3日に岸田市長は、大洋の下沢海岸で波のり鉾田メロンカップということでサーフィンの大会を催したところであります。地元のですね、自然を生かしたすばらしい催し物だったというふうに思っております。今回の一般の質問は、環境づくりをテーマにして進めたいと思います。 「ごみの散乱防止!きれいなまちをつくろう」プロジェクトについてであります。鉾田市は、平成27年3月に鉾田市環境基本計画を策定しました。豊かな自然環境を守り、自然とともに生きる社会を構築し、よりよい環境づくりを進めるには、将来、それぞれの責務を果たし、3者協働による環境への負担の少ない持続可能な社会の実現を目指すとしてあります。 1としまして、市民と一体となった環境共生社会の実現に向けて、どのような不法投棄防止策を推進しているか伺います。 2番目であります。環境保全活動をみんなで行う環境づくりについてであります。環境保全活動を活性化するには、環境に関する情報や環境学習の機会の提供、共同での取り組む仕組みなど、環境保全活動を行うための環境づくりが必要ということになっております。グループに属しても参加できる体制づくりが必要であるというふうにうたっておりますが、クリーン活動等の地域で行う環境保全活動の取り組みを伺います。 2といたしまして、環境保全団体、グループに所属して参加できる体制づくりは進んでいるのかを伺います。また、現状の活動についても伺います。 続きまして、ボランティア清掃についてであります。現在、市はごみ袋の配布は行っておりますが、ごみの回収については、基本的にはボランティア活動で行うとなっております。鹿嶋市、大洗町、茨城町の支援体制が整っているようであります。高齢化社会の今、鉾田市も支援体制を整えるべきであるというふうに思います。他の1市2町の取り組み、また市の考え方を伺いたいと思います。 続きまして、鉾田市都市計画マスタープランについてであります。都市計画マスタープランは、都市計画法で定められております。市町村の都市計画に関する基本的な方針でありますが、本計画はおおむね20年の将来像を明確化するとともに、まちづくりの基本的な都市計画の指針を示すものであります。 鉾田市は、平成17年に旭村、鉾田町、大洋村が合併し誕生しました。平成19年3月には鉾田市総合計画を策定し、平成19年には鉾田市土地利用計画を策定しております。合併による地区の速やかな一体感を基本とし、地域性や独自性を尊重した市民参加のまちづくりを計画して目指すとしております。平成22年3月に策定し、目標年次を20年後、平成40年とし、中間年次は平成32年と想定しているということであります。来年であります。社会経済情勢の変化などを踏まえ、必要に応じて改正を行いますとあるが、どのような改正になるかお伺いします。 続きまして、道路交通体系の方針についてであります。2018年2月3日、東関東自動車道鉾田インターチェンジが運用開始となっております。マスタープランの2章、都市づくりの理念、目標の中の拠点のゾーンを中心と結ぶ幹線道路、軸でありますね。この配置図、鉾田インターチェンジであります。開設設置時には、県道鉾田鹿嶋線と県道下太田鉾田線を結ぶ合併支援道路の整備が進んで、現在の放射環状型から、はしご型状の道路体系になると市内の各地と高速道路網との円滑な接続が可能であるというふうに示してあります。 幹線道路114号下太田鉾田線、幹線道路、県道でありますが、242号鉾田鹿嶋線を結ぶ道路の進捗状況、方針についてを伺いたいと思います。質問席で伺います。
    ○議長(井川茂樹君) 根嵜君の質問に対し答弁を願います。市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 不法投棄の防止の取り組みについてご答弁申し上げます。 初めに、不法投棄に関する啓発の強化でございます。こちらは市の広報紙において、ポイ捨て、不法投棄防止に関する記事を年間4回から5回掲載して、市民の皆様の普及啓発に努めているところでございます。 2つ目としましては、不法投棄防止看板の無償貸与でございます。こちらについては、再び捨てられないよう、看板を無償貸与しまして、未然防止につなげているものでございます。 また、鉾田市の廃棄物不法投棄監視員につきましては、現在166名の方にお願いしているところでございますが、この監視員の研修会を実施しておりまして、鉾田警察署との連携強化、そういったところで、監視員さんの研修内容も充実を図っているところでございます。 しかしながら、これまで不法投棄の発生件数、そういったものについてはふえているような状況でございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) ここでですね、不法投棄対策の監視員の意識啓発ということがうたってあります。1、意識啓発とはどういうことなのか伺います。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) こちら、意識啓発といいますか、監視員さんにお願いしていることは、地域のところで不法投棄がされているかどうかを監視していただいているところですが、この研修会では、県の総合事務所と、あと鉾田警察署の職員の方にも、このような事案とか、そういったものを研修会で行っているところでございます。そういった中で、監視員さんには、そういった捨てられた場合にはすぐ通報していただくということがまず1点と、あとはその防止というようなことで回っていただいているというところでございます。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) 鉾田市の取り組みは、そういうことだろうと思います。これはですね、考えて、ちょっと深めてみますとですね、監視員さんは166名という、本当に大人数で、ご苦労さまをかけているんだろうと思います。しかしながらですね、やはりごみを捨てる人、拾う人という、この差は大きいんだろうと思いますよね。結論的には、まちをきれいにしていると、環境をよくするということだとすれば、その監視員さんが妥当かどうかわかりませんけれども、ごみを拾っている人のその情報というか、それが上がってくるのかなと。要するに情報が上がるのかな。そういう仕組みはできているのかな。それは監視員さんにもお願いすることなのかな。それは違うところでやるべきなのかなというふうに思いますね。 だから、そういうふうに監視員さん、166名ということは、本当に多いんだろうと思いますよね。茨城町では30人でございましたね。そういう中で、多くすると、要するにポイ捨て、ごみを捨てるということに対して、監視をするということも必要だろうと思うんですが、やはりですね、それを拾っている人がどのくらいいるんだと。その人が、団体がどうだと。 結局ね、先ほど冒頭で申し上げましたように、大洋海岸でボランティア活動をしているんですよね。もう20年近くやっていると。そういう情報が、担当、環境課のほうにですね、情報として上がってきているんだろうか。そういうことはなかなかないんだろうと思うんですね。だから、そういう面からしまして、そこら辺を、要するに本当の意味でポイ捨てをなくすとかごみを捨てないという社会をつくっていくというのには、どういうふうに取り組んだらいいというふうに部長は思いますか。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 不法投棄、捨てられないことは、一番大事なことは、その捨てられる場所をいつもきれいにしておく。捨てられるような環境ではなくする。日ごろから、道路沿いとか、そういったものをきれいにする、そういったものが重要なことだと。議員がおっしゃられるように、ボランティアの方がそうやっていただいているように、そういったことが重要かと思っております。まずは、捨てられないような手だて、それは一番、少しでも捨てられないようにきれいにする。そういったことを担当課を含めて、先ほどの不法投棄の広報紙の掲載もございましたが、そういったところも、議員がおっしゃられるように、ただ捨てないでください、そういったものよりは、きれいにすると、そういったことを広報紙等、そういったことで啓発、そういった文面も入れていけたらなと思っております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) まさに載せるのもいいんですが、よいことをしたその情報が入る仕組みをつくってほしいんです。そうしないと、私も私の地元でも、事業所が毎朝、月曜日に自分の会社を掃除すると同時に、224号線ですか、県道のですね、そこの道路を清掃しているんですね。そうすると、そういう情報が実際環境課に入っているかといったら、入っていないんだと思いますね。そういうのは鉾田市内でもいっぱいあるんだろうと思います。 そこでいろんなよいことをしている、花をいっぱい植えていて環境をよくするというような情報とか、いろんな情報が入るような体制をとってほしいんですよね。そうすれば、ポイ捨てをするような環境ではなくなるわけですよ。そのことをするのは、やっぱり行政なんだと思うんですよね、その体制づくりをするというのは。やっぱりボランティア活動をいろいろ、この拾うということは必要なんだと思うんですが、そこら辺も考えてほしい、体制づくりをしてほしいというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 議員がおっしゃられるように、そのような事例等については、担当する部署を含めて、そういったものは積極的に情報を入れていきたいと思っております。以上でございます。          〔「次お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 地域で行う環境保全活動の取り組みについてお答えいたします。 まず、クリーン作戦ですが、市内全域を対象に、6月と12月の年2回実施しているところです。また、霞ヶ浦・北浦地域清掃大作戦としまして、北浦沿岸や流入河川沿いの13地区と北浦流域漁協組合の皆さんのご協力をいただいて、8月と3月の年2回実施しております。また、涸沼沿岸については、漁協組合のご協力をいただきまして、同じように8月と2月に年2回実施しているところです。その他市内全域でもボランティアによる清掃活動が実施されております。 市としましては、ボランティア袋の交付やごみの処理に係る手数料の減免措置等を支援しているところでございます。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) 活動状況をちょっと伺いましたけれども、この中でですね、グループの活動状況ということについて、現状はどういうふうになっているかを伺いたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 申しわけございません。これは2点の2項目めでよろしいでしょうか。          〔「はい、いいです」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 2項目め、答弁。市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 環境保全団体に所属して参加できる体制づくりと現状の活動についてお答えいたします。 環境保全団体に所属して参加できる体制づくりでございますが、今現在体制づくりには至っておりません。まずは、「環境保全活動をみんなで行う環境づくり」プロジェクトの中にあります、環境保全活動メニューの提供を進めておりまして、子どもから大人まで参加できる環境学習会や出前講座を実施しているところでございます。今後このような事業や活動を通して、環境保全団体に所属して参加できる体制づくりを進めていきたいと考えております。 また、現状の活動でございますが、本年度30年度は、10月に世界湖沼会議がございました。また鉾田市でもサテライト会場で環境フェアを実施しましたが、多くの環境イベントを開催したことによりまして、参加された団体等と連携を図って、より多くの環境保全活動につながるよう進めていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) 環境基本計画が27年の3月にできているわけですよね。その中で、やはりですね、市民の、市民とともに、市民がみずから環境に対して興味を持って活動するということが一番の方向性なんだと思いますね。 そういう中で、これがなかなか進んでいないという状況を今ご説明をもらいましたけれども、このように進まない理由というのはですね、先ほどもちょっと述べましたけれども、部長はそういう方向でというふうなことがありましたけれども、やはり今実際に活動をしている、ボランティア活動とかいろんな市民活動、グループとして活動している、その情報がちゃんと入らないということなんだと思うんですよね。その取り組みを、ただ環境基本計画ではうたっているんだけれども、現にやっていないということなんだと思うんですよね。そこのところは、もう一度ここのところではっきりしましたから、そこのところは情報をちゃんと入れて、まともに取り組んでほしいというふうに思います。 次、お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。4点目。市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 現在ボランティアによる清掃活動を実施する個人または団体からの申し出があった際には、ボランティア袋を配布しているところでございます。また、旧鉾田地区と旧大洋地区での活動の場合、鉾田クリーンセンターへ搬入していただいておりますが、申請のあった際には、廃棄物処理手数料を減免し、対応しているところです。旭地区におきましては、大洗、鉾田、水戸環境組合への搬入となることから、説明や取り次ぎなどを行っております。 原則ボランティアでの実施の場合、施設への搬入を現在お願いしているところでございますが、運転ができない、車両がないなどクリーンセンター等への搬入が…… ○議長(井川茂樹君) 静粛に願います。 ◎市民部長二重作勝君) 搬入ができない場合には、クリーン作戦と霞ヶ浦・北浦地域清掃大作戦を除いて、市において回収等の対応をしております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) 今ですね、取り組みということで伺いましたけれども、ここで鹿嶋市ですね、大洗、茨城町の搬入についての取り組みですね、これをちゃんと制度化してやっているんですね。それはどのようにやっているか、部長のほうから、お願いしておきましたから、説明いただきたいというふうに思います。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 説明といいますか、議員がおっしゃるように、その制度化、やはり近隣の、先ほど議員がおっしゃいました鹿嶋市とか茨城町とか、そういったところの情報を入れまして、それを住民の方、ボランティアをやっていらっしゃる方に周知のほうをしていきたいと考えております。今鹿嶋市とどのようにやっているか、ちょっと手元になくて申しわけございませんが、担当、私のほうでは、そのような形で進めてまいりたいと。議員がおっしゃられるように、少しでもそういう情報を入れて、それでボランティアの場合には、市でも支援していますというようなことを積極的に発信していきたいと考えております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君、これに対しての答弁ですか。質問ありますか、まだ。今の件に関してですか。 ◆8番(根嵜眞君) 今足りなかったんで。 ○議長(井川茂樹君) そうですか。では、根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) 今ですね、部長にお願いしたのはですね、鉾田市のこの取り組みはわかるんですよね、これは今までにもありましたから。でもね、ほかはほかのですね、取り組みについては、もう勉強されているのかなというふうに思っております。だから、最初に一緒にこのような状況になっていると。鉾田の状況はこうなんだということを説明できれば、簡単に済むのかなというふうに思っていました。でもですね。 私のほうから、では説明をいたします。これはですね、鹿嶋市の取り組みでありますね。ボランティア団体、鉾田は鉾田のいろんな、市のほうでお願いしているクリーン作戦もございましょう。また、ボランティア団体の取り組みもございましょう。海岸線の場合ですね、このような取り組みをしているんだということをこの前、最初の冒頭でお話ししましたけれども、こんなに違うのかなというのがわかりました。 それはですね、鹿嶋市の場合は、ごみ集めをしました。場所は、集めたところに置きます。それは市のほうにお願いします。ここに置きましたと。それは、ちゃんと文書ができているんですね。そうすると、そこに取りに来てくれるんです。その制度は、やっぱりシルバー人材センターとうまく連携をとっております。これは130万円予算をとっております。 同じ海岸線でね、大洗はどうなんだということになって調べました。そうしたら、大洗のほうはですね、やっぱり予算をちゃんとそれ以上にとっていまして、環境課のほうで業者のほうにお願いして、予算を多くとっておりました。これもまた、ボランティア団体が集めれば、また市民の皆さんが集めれば、そこは申し送りをする。要するに市長に、大洗町の場合は小谷町長に契約をする形をとっておりましたね。その中で、そういう契約をすれば、ちゃんと市のほうで取りに来てくれるんです。 茨城町にも行きました。茨城町は180万円の予算をとっていました。これは、シルバー人材センターをお願いして、これも予算化して、ちゃんと今の高齢化社会、ボランティア団体がどんどんふえるような形をとっておりました。 鉾田市はですよ、こういう回収について、最後までボランティアをしてくださいという姿勢ですよね、鉾田の場合。これは高齢化社会だし、車を持っていない年寄りもいるということになれば、よく深めて考えれば、行政でできる仕事というのは、それは行政でやるべきなのかなというふうに思います。それについて、やっぱり部長はですね、この姿を、体制づくりをどういうふうにしていくかということについてお願いしたい。前向きに考えていただきたいというふうに思います。どうですか。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 議員がおっしゃるとおりでございます。それと、あとやはり市が行う範囲と住民にお願いする範囲、そういったところは一番重要になってくると思いますので、そういったところを踏まえながら今後検討していきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 1時まで休憩いたします。                午後 零時04分休憩                                                        午後 1時00分開議 ○議長(井川茂樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 根嵜君の質問に対し答弁を願います。建設部長。 ◎建設部長(寺家喜重君) マスタープランについてお答えいたします。 鉾田市都市計画マスタープランは、鉾田市の都市計画の基本的な方針として平成22年に策定したもので、目標年次を平成42年と定めているものでございます。このような中、策定の翌年に発生した東日本大震災による影響のほか、小学校学区の統合、涸沼のラムサール条約の登録、そして整備中の新市連絡道路や昨年供用いたしました東関東自動車道水戸線鉾田インターチェンジなど、住環境、交通体系が変わり、当初の計画との開きが生じているものや、新たな方針を決めていく事項があると思われます。 したがいまして、マスタープラン計画期間の中間年次を迎えるに当たり、市の最上位計画である第2次鉾田市総合計画や県が策定しております鉾田都市計画区域マスタープランのほか、さらに市が策定している防災や福祉など各分野における事業計画などと整合性を図りながら見直しを進めていたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) 各分野と調整を図りながら、時代の大きく変化する中で見直しをしていくということを伺いました。これはですね、マスタープランをちょっと見ますとですね、アンケート調査から見ると、3年にわたって策定をしているようなんですね。まずは市民のアンケート調査をやって、それから委員会をつくってね、それをやっていくということで、鉾田市にとって本当に大事な、鉾田市の20年にわたる計画を立てたということであります。 でありますがですね、計画は計画で、計画は実行するためにあるわけですよね。それがですね、なかなか、この前の大洋の統合小学校の用地選定にしてもですね、大洋地区のマスタープランはここに載っております。でも、そのマスタープランと現実の学校統合に対してのその計画が、マスタープランを生かしていないという現実があらわれました。そういう中ですね、プランはプランだということではないんだろうと思います。そこら辺を考えてですね、これに取り組むのには、見直しに取り組むのには、市民もやっぱり含めてですね、時間をかけて、来年ですから、もうすぐに始まって、計画を見直していくと。時代の変化に対応できるような仕組みに取り組みをしていかなきゃならないというふうに思うんですが、その取り組みについて、思いのほどを伺いたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 建設部長。 ◎建設部長(寺家喜重君) 先ほどの点で言いますと、市民の意見を反映してということで。それではですね、市民の意見を反映しての改定につきましてお答えいたします。 今回中間的な改定でありますことから、総合計画や防災、福祉など、それぞれの計画の改定内容などをまず整理しまして、改定の規模なども決めて、そして市民の意見につきましては、各方面の方々の意見をいただくなど、機会を設けるなど、市民の意見を反映して直していきたいと、改定していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) 期間はどのくらいというふうにとっておりますか。 ○議長(井川茂樹君) 建設部長。 ◎建設部長(寺家喜重君) 期間はですね、とりあえず目標としましては、2020年度中にまとめていきたいなとは思っております。以上でございます。          〔「次お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。建設部長。 ◎建設部長(寺家喜重君) それでは、県道下太田鉾田線から県道鉾田鹿嶋線区間の進捗状況及び方針についてお答えいたします。 まず、安房地内の鉾田病院付近の交差点から鉾田南小学校前を通る大竹鉾田線バイパスと交わる交差点の区間につきましては、最近整備が完了いたしました。そして、市長が切望している県道大竹鉾田線バイパスと整備が完了した交差点から新宮農免を経由しまして、安塚地内の新市連絡道路に通ずる県道大竹鉾田線の区間におきましては、ルート検討を関係機関と調整を図り、ルートを確定し、測量、設計などを進めていきたいと考えております。 最後に、県道鉾田鹿嶋線に通ずる新市連絡道路につきましては、安塚地内の用地がまとまりましたことから、鉾田工事事務所と連携し、平成31年度の完成を目指してまいります。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) 鉾田病院から青山まで、まずはですね、今度統合小学校ができるまでは、市道7-67号線ということで、通学道路ということで整備を行っているんだろうと思います。これはですね、幹線道路であります144号ですね、下太田線、これは幹線道路、県道ですよね。またですね、幹線道路であります242号鉾田鹿嶋線を結ぶ、これも県道なんですね。県道と県道、要するに幹線道路を結ぶ、ですから幹線道路なんですね。でも、これはやはりこのマスタープランの中にもありますように、要するに鉾田インターができるときには、もう高速道路までスムーズにつなぎがとれるという構想になっているんですね。そうであるからこそ、これはまさに環状線ということになるんだと。つなぎが、要するに舗装が終わった段階ではね。 それが、市長もですね、議員当時は、今の鉾田病院から統合小学校までの間も真っすぐにつくろうと、あの設計はどうなんだ、おかしいんではないかということを言っていたんですが、格付が通学道路ということなんで、開校時期に間に合わせなきゃなんないということですよね、当然。ですから、要するに市民の方は、鉾田のいろは坂だというような捉え方を言っている人もおりますけれども、そのくらい幹線道路にしては、要するに真っすぐで利便性が悪いということなんですね。 これから先、あそこの統合小学校の十文字から要するに青山までですね、新市連絡道路までの間をやはり通学道路という位置づけでやるのか。そうであっても、幹線道路ということで真っすぐに道路はつくっていくんだという計画をしているのか、そこら辺を伺いたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 建設部長。 ◎建設部長(寺家喜重君) 先ほどのご質問でいきますと、大竹鉾田線バイパスから大竹鉾田線の間のことだと思うんですけれども、そこにつきましては、今現在考えておりますのが、その区間ですね、低コストで行うために、あそこは新宮農免という道路名でいいですかね。そこをですね、基本的には現道拡幅を基本としまして、道路線形が悪い箇所や新市連絡道路に接続する箇所につきましては、ショートバイパスで対応するという計画で考えておりまして、円滑に事業が進みますよう、遺跡や墓地などを避けまして、さらに利用状況を極力損なわないように、今は検討していきたいというように考えております。ですから、道路自体は、そんなにぐねぐねするものではないものを検討していくということでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) まさに幹線道路でありますから、誰が見ても、いいものができたというようなふうにお願いしたいというふうに思っています。 次にですね、継続して質問しますけれども、このマスタープランによりますとですね……マスタープラン、ここのこれに関してですが、今の県道114号とね、242号というこの線はですね、この線の取りつけは、まさに高速道路に乗り継ぐ道路でありますね。その高速道路に乗り継ぐ道路の状況がですね、計画では、今の、要するに放射状に鉾田市内から伸びていますよね。それが環状線という形をとって計画が進んでいるんだろうと思います。そこに幹線道路がつながっていくと。その上において、その計画が、鉾田太田線、鹿嶋鉾田線にもはしご状の計画と、はしご状の鉾田の道路計画ということになるんだということで、この計画書ができて、そこにこの県道がつなぐということに示されておるんですが、そういう計画ですね、その計画がおくれた理由、おくれているその理由について伺いたいと思います。 工事そのものがいまだに、通学道路ということで、今からもまた整備しなければならない状況にあるわけですね、今ね、現にこの通学道路が。それが、その道路はもう当然、鉾田インターができたときには、もう次の段階に行って、はしご状の体系にするんだという形になっておるんですが、そこにおくれた理由、それでつながらない理由をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 建設部長。 ◎建設部長(寺家喜重君) まず、第1点目のおくれた理由でございますけれども、新市連絡道路を整備するに当たりまして、用地がちょっと難航していまして、当時ですね、なかなか先の見通しがつかなかったということで、今回の先線というんですか、北側のところがおくれたというようなことは聞いております。 それと、2点目がちょっと…… ◆8番(根嵜眞君) 今の質問がですね、交通体系形成の方針ということでありますから、その方針を今……          〔「だめだよ、質問させたら。議長は指名しなきゃだめだよ、こん            なことはちゃんと。相対で話しすることは議会では禁止されて            いるんだから」「質問の趣旨がわかんないみたいです」「議長、            もう一回質問させたらよかっぺよ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君、質問を簡単明瞭に。 ◆8番(根嵜眞君) 今はですね、道路交通体系の方針について伺っていますね。それで、その中での幹線道路の114号下太田鉾田線と幹線道路の242の鉾田鹿嶋線を結ぶ道路の進捗状況というふうで伺っております。この道路は、交通体系の方針からして、鉾田インターが供用開始になった時点では、もう鉾田の環状線の形から、はしご状の体系にもうなっているんだよというのがうたってあるわけですよ、はしご状。ちゃんとマスタープランを読んでください。そういうことになっているんです。ページ数言いますか。 要はマスタープランをつくりながらですよ、マスタープランを3年もかけてつくりながらですよ、生かされていないというんです。これ、言います。これ、聞きます。計画は何のためにあるんですか、伺います。 ○議長(井川茂樹君) 建設部長。 ◎建設部長(寺家喜重君) 先ほど計画についてでございますけれども、都市計画マスタープランは、都市計画の基本的な方針を定めるということで、あくまでも目標でございます。ですから、先ほどの答えでいきますと、高速道路ができるまでに何でできなかったかということだとは思うんですけれども、先ほども申し上げましたように、当初は抜けていた区間も計画には入っていたんですね。ですけれども、その南側の新市連絡道路でなかなか事業が進まなかったということでおくれてしまったということでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜君。 ◆8番(根嵜眞君) そういうことだろうと思いますよね。ですが、これから見直しをしていくということでありますから、やっぱりはしご状の、鉾田には鉾田の交通網の体系をつくっていくのには、はしご状というのは、なるほどなというふうに、これを読みますと、いい方向だなと、よくまとめてあるなというふうに思っています。そのような方向で、よく精査をして検討してほしいというふうに思います。お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 建設部長。 ◎建設部長(寺家喜重君) 議員おっしゃるとおり、そういったものを踏まえて計画を見直していきたいと考えておりますので。以上でございます。          〔「以上で終わります」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 以上で根嵜君の質問を終了いたします。 次に、米川宗司君。          〔13番 米川宗司君登壇〕 ◆13番(米川宗司君) 区長さんを初め多くの傍聴者の方々には大変ご苦労さまでございます。 昨年6月に第1回の米朝会談が行われました。また、先月2月27日には第2回目の会談がベトナムで行われ、それぞれの有効なひとときが過ごされ、早くアジアの平和と安定を望むところであり、願っているところでもありましたが、しかしながら両国の思惑どおり進まず、次の会談に持ち越され、期待外れでありました。全世界の注目の2カ国、トランプ大統領、金正恩委員長が対応され、非核化で決裂したわけです。早く2カ国での対話をされ、平和と安定に進むことを祈るところでございます。 さて、通告に従いまして、3項目11点について順次質問を行います。まず最初に、文化財保護であります。県内の中世の城館跡を網羅的に把握しようと、県教育委員会が5カ年計画で33年ぶりの調査を進めているということで、昨年末までに市町村教育委員会から調査対象の候補地として報告されたのは、未登録の遺跡約200カ所を含む計1,000カ所、今後遺跡の所在や現況、城館跡の構造や灰などを現地調査し、古文書、絵図や地名、伝書などの史資料を裏づけて調査報告書を刊行するとしているが、本市としてはどのような遺跡などを報告したのかお伺いをいたします。 2点目についてであります。本市で買い上げた三階城跡地。当時の計画予定では、買い上げて1年間は県補助等により整備の手がかりをつけ、後にボランティアにより各種いろいろと展開をしていく計画とされていたと認識をしております。現在の状況と今後の計画をお伺いいたします。 次に、3点目であります。平成31年度主要施策の中にも、次世代へ引き継ぐ貴重な歴史遺産として、埋蔵有形文化財について幅広く市民への周知啓発を図るとともに、適切な文化財保護に努めるとしていますが、本市指定の数多くの文化財をどのように保護していくのか考えを伺います。 4点目についてであります。本市の観光の代表的なものを挙げると、夏の海水浴場の大竹海岸にあります。ラムサール条約の涸沼などで、農業につきましては農家、行政との熱意、努力により、名実とも日本一でありますが、観光につきましては、いまいちであると思っております。全国魅力度最下位と言われている茨城県。しかしながら、伸び代はまだまだあると言われています。このように本市の観光も、これからまだまだ伸び代があると考えられます。文化財と観光をこれからどう位置づけていくのか伺います。 最後に、子生地区にあります厳島神社についてであります。県文化財指定、市文化財指定にあります、近隣市町にはない、歴史ある建物でもあり、以前は遠方より崇拝者も多く、にぎわいがあったと聞いております。名勝旧跡多くある市内の中で、市内外から人々を呼び込む資源と考えますが、生かしていく計画はあるのか伺います。 2項目の住民健診についてであります。日本の平均寿命、世界的にも延びて、長寿国日本であります。本市におきましても、それぞれ携わる関係各課の努力により、健康寿命、平均寿命も延びてきていると思います。ノーマライゼーション、老いも若きも健康で生き生き生活できるよう、健診をますます高めなければなりません。このことから、次の4点についてお尋ねをいたします。 1、ミニドック、住民基本健診の受診率の状況について。 2、病気等の死亡順位は、住民健診との相互関係は考えられるのか。 3、外国人実習生の基本健診率と主な国の結核に対する取り組みはどのようなものなのか。 4、基本健診での胸部検査は40歳以下の住民は実施しないのはなぜか。31年度からは希望者は実施するということについて伺います。 最後に、予算についてであります。平成31年度の予算編成では、予算要求段階で23億円の財源不足を生じ、大変厳しいものの中にも、それぞれ総点検し、スクラップ・アンド・ビルドの徹底、必要性、緊急性を精査し、PDCAサイクルに基づき事業を厳選、健全財政を配慮した一般会計で、対前年度比5.3%減の207億1,700万円、子育て、教育の充実に最も重点を置いた予算とされていますが、どのようなところをポイントとされたのか伺います。 2点目は、市長の選挙の6つの公約を掲げられ、就任1年目も予算化もありましたが、2年目においてもどのように続け、盛り込まれたのかお伺いをいたします。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(井川茂樹君) 米川君の質問に対し答弁を願います。教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、1項目1点目の中世城館調査についてご答弁申し上げます。 中世城館跡総合調査につきましては、茨城県教育委員会が調査主体として、中世武士が一定期間滞在、居住したと考えられる遺構を中世城館跡として調査することとなっております。 本市の状況でございますが、旭地区には造谷館跡ほか2件、鉾田地区には烟田城跡、三階城跡ほか24件、大洋地区には中居城跡ほか11件、合計で41件の遺跡を昨年11月に報告したところでございます。 なお、調査は平成30年度から5年間のスケジュールで行われ、今年度は基礎調査として調査票の作成を行ったところでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 41件の報告をしたという答えでありますけれども、その41件をどういうふうに精査したのか。また、この41件のいろいろな、城館跡とか含めまして、市としてはどういう思惑といいますか、考えが、そこまではいっているのかいっていないのか、それをお伺いをしたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 今回41件の旭地区の造谷館跡ほか41件でございますが、これについては今現在の遺跡というものが残っているものについて、全てこれは調査というか抜粋して報告したものでございます。今後についても、この調査については、34年度まで実施することになりますので、引き続き行っていきたいと思います。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 引き続きやるのは十分に理解はできるんですけれども、鉾田市として何か、こういうふうにしたいとか、将来的な展望でこういう考えがあるということはあるのかないのか。あくまでもそれは、報告ということは報告であって、そのほかに本市の教育委員会、生涯学習課でどういうふうに思っているのか、その辺をまず伺いたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 現在のところ、実際のこのものを活用してということは今現在は考えていません。以上です。          〔「次お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、2点目の三階城跡地の整備と進捗状況についてご答弁申し上げます。 平成28年12月議会の補正予算可決後、用地取得を行い、平成29年3月には、県の補助事業により、敷地全体のシノタケ等伐採を実施したところでございます。しかしながら、伐採した雑木や倒木の処理が必要であることやシノタケを伐採した際の切り株などが相当量敷地内に残り、入るには危険な状態でございました。そのため、随時職員による下草刈り、雑木の粉砕処理などの作業を複数回実施するとともに、危険箇所の把握、見学者の安全確保に努めてきたところでございます。 今後につきましては、環境整備を図るとともに、利活用の計画を策定しまして、ボランティアとの連携により事業展開を図ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 三階城を購入するに当たっては、議会でも大分もめた経緯がございます。確かにどのようなスケジュールのもとにやるのかとか、どういう三階城跡にするのかということでももめた経緯があるわけです。1年目は県の補助が若干、どのぐらいあるという話はちょっと忘れましたけれども、どのぐらいのまず補助があったのか。その補助によって、どういうことをやったのか。また、市としては市所有の三階城跡地ですから、当然市の予算もですね、つくって、計画を進めているのか。本来ならば、28年に、11月の中下旬のころ購入ということですけれども、その28年から見れば、もう2年過ぎているわけですから当然、あのときの答弁では、2年もシノも刈ればなくなるという話も聞いております。 今部長の話ですと、大分荒れた状況である。ということは、全然進んでいないのかなというのが現状だと思いますね。せっかく三階城という、3段階の珍しい城の復元といいますか、そういうことも全然やっていないと思うんですけれども、まず最初の1年目の県からいただいた予算の中でどんなことをしたのか、それをまず伺いたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) まず、県からいただいた補助金につきましては、先ほどもご説明しましたけれども、シノタケなどを伐採して、その伐採事業に補助金を使ったというような状況でございます。 あと、2点目で計画的な話がございましたけれども、今現在行っている事業が、子どもふれあい事業という事業を現在行っています。これは鉾田での遊び隊という名称で、これについては29年の8月に、とりあえず15名の募集のところ22名が参加して事業を行っております。 あと、2回目として、30年の8月1日ですね、これは一応20名募集したんですけれども、8名の参加ということで、昨年度猛暑のため参加率が減少したというような状況でございます。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) いろいろと四苦八苦してやっているようですけれども、SNSで三階城跡地を流してあります。非常にシノだらけで、いつ撮ったやつだかわかんないですけれどもね。ああいうことを流されたんでは、一つも三階城の跡というか、全然歩けないんだよということで、イメージを悪くするのかなと思います。きれいになったんなら、なった部分を撮って流したらいいんではないかなというふうにまずは思います。 早くですね、この三階城、本当に全国でも珍しい城館跡といいますか、ですから、そういう計画をしながら、さらには予算づけもして、鉾田市の名勝としてやっていかなければならないのかなと思っております。 それと、当初から言われておりました道路あるいは駐車場、そういう整備も考えていかなければ、人を呼び込む、せっかく珍しい三階城跡ですから、そういう道路、駐車場、そういうことについてはどう考えていますか。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) とりあえず予算づけでございますが、まず道路関係とか、先ほどお話ししたように、そういう予算づけにつきましては、とりあえず今後ですね、関係する課と調整をしまして進めてまいりたいと思います。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) ここだけの答弁ではなくて、やっぱり実現性のある計画と実行をしていっていただければというふうに思います。ただ形だけの答弁ではだめですか、その辺は十分ですね、部長も認識を持ってやっていただきたいと思っております。 先ほども2点、3点目、ちょっとかぶるんですけれども、主要施策の中にもそういう、ただうたい文句だけで入れているのかということになるわけでしょう。幅広く市民への周知啓発を図る。これは本当に字だけの表現なのかなというふうにも思います。 次に、3点目に入りますけれども、これからどのように保護していくのかを、3点目のことについてお伺いをいたします。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、3点目の本市指定の文化財保護についてご答弁申し上げます。 本市の指定文化財の件数につきましては、国指定2件、県指定10件、市指定52件となってございます。現状では、少子高齢化の進展など社会情勢の変化に伴い、地域の文化財を継承していく基盤となる地域のコミュニティーの脆弱化、衰退によって、文化財はその維持管理が困難になってきていると認識しております。しかしながら、文化財は地域振興や観光振興などの取り組みを通じて地域活性化に寄与することにも着目する必要があると考えられます。 市としまては、文化財保護の観点から、修繕に係る支援及び文化財防火デーに、鉾田市消防署、鉾田消防分団、地域の方々の協力のもと、文化財警防訓練を行い、文化財保護の啓発にも努めているとともに、活用を視野に入れた取り組みも行っているところでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) それぞれの地区には、立派なものがございます。今部長のほうからもありましたように、当然教育委員会の中で警防訓練をやって、今年は大和田地区の主石神社ということで、昨年は梶山地区の光福寺、一昨年は子生の厳島神社ということで警防訓練をやってきて、消防の中でも、若い人たちにそういう知識をいただければというふうな目的意識をやってきたわけですけれども、もっと行政側からですね、そういう立派なものがあるわけですから、もっともっと積極的にやれることを考えていってもらわなければ、ますます衰退をしていってしまうのかなというふうに思います。ですから、本当にただ口先ではなく、ただ机上の計算だけではなく、現実に伴ったこれからの保護を考えていただければと思っています。 先ほどの警防訓練に対しましても、鉾田市になっては大洋地区ばかりやっていたんですけれども、その大洋地区で、教育委員会は、鉾田市は大洋地区で警防訓練をやっているから、鉾田は警防訓練をやっているという報告を県のほうにも出しているんだか何だかわかんないですけれども、そういうことでなく、もっと本当に親身になって、予算づけも含めながらやってもらわないと、これからの保護にはなんないと思うんですよね。ですから、文化財は文化財だというただの考えもあるでしょうけれども、それにたけている人も市民もいるわけですから、そういうことを十分に、鉾田の誇り、鉾田の野菜の鉾田の野菜ではなくて、鉾田の誇りということも考えて、文化財の保護ということを考えていっていただきたいというふうに思います。 次の答弁をいただきたいと思います。 ○議長(井川茂樹君)  4点目ですね。 ◆13番(米川宗司君) 4点目です。 ○議長(井川茂樹君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 4点目についてご答弁申し上げます。 文化財と観光をどう位置づけているのかについてご答弁申し上げます。文化財については、従来保護という観点が主眼でしたが、現在は保護するだけでなく、地域の資源として活用しようという動きが全国的に出てきております。市内文化財についても、単に古いものというだけではなかなか活用が難しいですが、その背景にあるエピソードの内容によっては、観光資源としても十分活用できるものもあると考えております。市内の観光ルートの策定に当たっては、こうしたエピソードや歴史を学べるような周遊ルートを作成することもおもしろい取り組みになると思いますので、検討していきたいと考えております。以上でございます。
    ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 確かにね、文化財を含めたそういうルート周遊ということも一つの、私もそういうふうに考えております。鉾田市を売りに出すのには、当然農産物をまずトップに持っていくのはいいんですけれども、そういう物すごい文化財があるわけですから、そういうことを含めて、やっぱり鉾田市を売りに出すのがベストであるというふうに考えておりますので、そういう農業と、そして文化財のコラボした考え方を観光協会等々におきましても、商工会を含めましても、考えて、これはどういうふうに考えるかというものは、私は素人でわかりませんけれども、その提言をまずはしておきたいと思っております。 次の答弁をお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 厳島神社についてご答弁申し上げます。 厳島神社については、子生の弁天様として親しまれ、安芸の厳島神社より分霊を迎えたと伝えられております。鬱蒼とした境内林と池に囲まれた荘厳なたたずまいと立派な竜の彫刻など、文化財としてだけでなく、観光としても利用できるものであるとともに、また子生の地名にもあるとおり、安産祈願のお社としても有名でありますので、塔ヶ崎の観音様とともに、妊婦さんへアプローチした観光事業などにも活用できる可能性があると考えおります。 神社では催事を行っているとお伺いしております。こういった催事についても誘客ができる要素でありますので、氏子などとも協力してですね、魅力ある観光資源として生かせるよう取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 部長が言われましたように、子生の弁天様、何で子生というのかなという、そのいわれもありますね。子を生むから子生だと。いわゆる子をなす、昔の方言で言えば、赤ん坊をなすという、「なす」は「生む」ということですから、子を生む子生、要するになまって「こなじ」となったといういわれも長老から話は聞いております。 そういう中で、安産と子育ての神様ということで、先ほど部長から言われましたように、塔ヶ崎の観音様と同等の由緒ある神社であると思っています。しかも、安芸の宮島の厳島神社をほうふつさせるような、森の中央部に鎮座する、物すごい神秘的、宝石のような神社と言われております。まだまだそういういいところを発信していないですね。 先ほどの4点目の答えにもありましたように、そういう周遊とかルートをつくってどうのこうのというのがありますけれども、現実に産業経済課でも行われていると思いますが、婚活活動。東京のほうから女性を呼び込み、地元の男性でいろいろ婚活活動がありますけれども、そういうところへも連れていって、出会いの場でもある神様だということをですね、しかもあのようなものはこの辺にありませんから、先ほども申し上げましたように、安芸の宮島、わざわざ広島県に行かなくても、鉾田市でもそういう神社がありますよということをですね、発信できればと思っております。 そして、この神社は、火災になって、今までの文献が全部焼失したということも言われております。そういう中で、今の厳島神社の中にも、これはどちらへ行ったのかな、教育委員会かな。火災警報器がございます。さびた、しかももう動かない。以前の教育長にも申し上げましたが、やはりそういうものはきちっと設置しなければならないのかなというふうにもお話ししたわけですけれども、そのうちが全然そのうちではなくて、そういう整理もされていないと思うんですね。ですから、火災に遭ったら大変ですから、今の文明の利器は別にそこについていなくても、あそこでピーピー、ピーピー鳴っても何のことはない。今は無線といいますかね、そういうものを発信できて、警報がわかるというようなものもあろうかと思います。ですから、そういう整備もしていかなければならないと考えますが、いかがなものでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 当然観光資源として生かしていくためには、さまざまな整備が要ると思います。当然観光として使うためには、ただの建物だけではなくて、その中身、コンテンツが重要になりますので、そういったものも整備していかないといけないと思います。当然議員ご指摘のとおり、火災報知機とか、そういう基本的なものは、教育委員会のほうに予算があるかどうかはわかりませんけれども、協力して、両者話し合って考えていきたいと思いますので、ご理解いただければと思います。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) こういう地域資源も、これから観光と位置づけていくからには、当然三階城については、これは市の所有ですから、でも厳島神社の場合においては、当然どこの神社もそうですけれども、地元の区長さんあるいは氏子総代等々の役員さんもおりますし、そういうところから、やっぱり行政側としてはいろいろと掘り起こしていかなければならないんではないかというふうに考えます。ですから、よく地元の区長さん、そして神社であれば総代の役員の皆さん方をどのように生かしていくかということが行政の仕事であると思っております。下から上がってくるんではなくて、やっぱりこちらから出向いていって、そういうですね、観光を位置づけていくかという考え方もやっていただければというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、2項目めの答弁をいただきたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に対し答弁を願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) まず、1点目のですね、受診率の状況の変化についてご答弁申し上げます。 本市の特定健診の受診率は年々増加しておりまして、平成26年度が37.2%、27年度が38.4%、28年度が42%、平成29年度が42.8%と年々上昇しております。県内で第9位というような状況となっております。しかしながら、目標は60%ということで設定してございまして、目標には届いておりませんので、引き続き創意工夫の上ですね、受診率向上に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 大分受診率は年々上がっているようですけれども、これって、ミニドック、住民基本健診、両方のことを指しているわけですか。ミニドックの受診率、住民基本、それぞれ単独で。ミニドックをやればね、住民基本健診はやらないと思いますが、両方での今のパーセンテージですか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 済みません、特定健診ということでございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) この健診率はどんどん上がっているということですけれども、ミニドックについてはいろいろ、胃カメラからそれぞれの項目をやるわけですけれども、それぞれお医者さんに聞きますと、胃の検診はバリウムは今遅いと、はやらないんだということを言われております。やっぱりカメラがいいのかなという話も聞いておりますが、そういうことについては行政のほうではどういうふうに考えているんですか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) バリウム検査につきましては、個々人によってですね、向かないというふうなことも出ているようですので、その辺はそれぞれの方々の状況に応じてですね、バリウム検査あるいは胃カメラのほうがいいという場合もありますので、その辺はその方々に応じた対応をしていければというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) その人それぞれによって、バリウムとかカメラとかということをやるわけですけれども、健診をする人の補助というものがあるわけでしょうから、当然カメラの場合には県の検診車ではまず無理なのかなと思います。そうした場合に、その人の状況によってやるということはどういうことなのか、その辺を伺いたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) バリウムは胃に残ってしまうという人もいるというふうに聞いていますので、そういう方々に関しては、バリウムはご遠慮いただいているというふうなことでございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 遠慮をいただいているということは、ではカメラをやっていただくという勧めをするんですか。それとも、カメラでやるんであれば、自費ですよという、そういう指導なのか、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 胃カメラ検査は実施してございませんので、それは自己負担というふうなことにはなってしまうかと思います。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 自己負担となるのは、それぞれそれは行政側が言うことでしょうけれども、胃にバリウムがついてしまって、どうしてもバリウムはやれないんだよと、でも検査はやりたいんだよといったときに、バリウム以外はもう私費ですよということで今後もやっていくのか。それでは、好きでカメラをやりたいわけではないのに、検診はしたいのに、そういうギャップが出るということはどういうことなんでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 検診自体にも身体的なリスクというか、そういったものも伴う場合も出てきますので、その辺はですね、今の現時点ではそれぞれの判断に委ねざるを得ないのかなというふうに考えています。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) ここで押し問答をしていてもしようがないですけれども、先ほど私が申し上げましたことについて、よく検討、精査をしながら、この検診について、もちろんその受診率はアップさせる、先ほど部長から言われましたように、60%からも目標としたいんだということは十分わかりますんで、そういうことをですね、十分考えながらやっていただきたいと思います。何かありますか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 今後のですね、研究課題にさせていただきたいと思います。          〔「次、じゃお願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁を願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 続きまして、死亡原因の順位は住民健診と相互関係があるかとのご質問でございますが、死因1位の悪性新生物は減少しておりませんが、2位、3位の心疾患、脳血管疾患の死亡率は減少傾向にあります。健診の受診率は年々増加傾向にありますが、そのことに加え、食事や運動などの生活習慣の改善などに伴い、死亡率は全国的に低下しております。鉾田市の死亡率1位は悪性新生物、2位が心疾患、3位が脳血管疾患で、全てにおいて茨城県の死亡率を上回っている状況にあります。健診が死亡率の減少との相互関係にあるかは明らかではありませんが、異常の早期発見、早期治療、健康への関心を高め、健康づくりのきっかけにしていくためにも、引き続き受診率の向上に努めてまいりたいと考えております。以上であります。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 死亡順位が県と同じだということも本市では言われておるわけですけれども、必ずしも、健診が伸びているのに、健診率はずっと伸びていると今報告が部長からありましたけれども、では健診をやっているにもかかわらず、その死亡というものは減っていないということは、どういうふうに健康福祉部長として、担当の部としてどういうふうにそれを分析しているのか、その辺もちょっとお伺いしたいんですが。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 細かい分析とまではいきませんけれども、健診結果、受診結果が生かされていないというような印象は持ってございます。健診はあくまで健康づくりの入り口というふうなことで受けとめていただいて、それを、その健診結果をどう日ごろの健康づくりに生かしていくか、これが本市の大きな課題ではないかなというふうなことで考えてございます。今の答弁でも申し上げましたがですね、特に塩分とか食生活改善というのも当市の課題かなというふうなことで考えておりますので、そういった食生活改善運動とか、そういった健康づくりの取り組みをですね、強化していきたいなというふうな考えは持ってございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) そういう健診ばかりではなくて、食生活も含めて、以前同僚議員の食生活のことについても質問があったと思いますが、含めてやっぱり死亡の順位を、死亡を少なくしていかなければ、何らこの健診の、受診率がただ上げた、上げたと手をたたいて喜んでいるだけでは、何も結果が出なきゃ話にならないでしょう。ですから、結果を出せるような、死亡順位も下がりました、死亡も下がりました、受診も上がりましたという相互関係が考えられるように進めていかなければならないというふうに思いますんで、もう少しいろいろと考えて、結果を出せるようなものにしていただければというふうに思っております。いつまでやっても、らちは明きませんから、いいです。 では、次お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 続きまして、外国人実習生の受診率と各国の結核への取り組みについてでございますが、外国人実習生の健診受診率の実数は把握してございません。外国人の受診率は平成30年度の住民健診で46.5%、受診者は年々増加傾向にございます。 また、各国の取り組みについて、鉾田保健所に問い合わせたところ、それらの諸外国において定期健康診断が日本のように法律で義務づけはされていないとのことでございました。母国出国のビザ発給基準で2類感染症の患者は上陸できないことから、出国時には異常なしの証明は受けておりますが、入国時の健康診断では5名が結核と診断されたとの報告をいただいております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 外国人の実習生の健診率が46.5%というお話ですけれども、健診率はね、確かに高くなったと思います。しかしながら、先ほど部長が何人であるかわからないと言いましたけれども、2月1日現在で2,400人の外国人実習生がいるわけでしょう、2,400人の。1位がベトナムで700人、次、中国が690人ぐらいなのかな。3位がインドネシアで500弱という、総体的に2月1日現在では2,400人というものがあるわけです。結核、外国人の結核が5名ほど入国のときにあったと。ですから、何で、外国人研修生は基本健診には胸部検査は入っていないんですよね。やりたくても、40歳以下だからできませんと。ですから、あなたは健診をやるんであれば、そういう医者に行ってやってくださいということなんでしょうね。 でも、5人も結核と疑われる者が出たときに、これはもうまさにうつる病気ですから、本市としても非常に危機感があるんではないかと思っています。ですから、検診はやりたいんだけれども、やれないんだよ。では、医者の機関に行けば、1万円以上の経費がかかるということになれば、当然外国人研修生もバックしちゃいますよ。ですから、外国人研修生といえども、これは市民でありますからね、そういうところは考えていないのか、ちょっとお伺いします。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 今のご質問は、4点目の質問というふうなことで受けとめさせていただきたいと思います。 胸部検診についてでございますが、胸部検診は健康増進法に基づき、肺がん検診実施指針では対象年齢が40歳以上というふうに定められておりますので、当市においても40歳以上を対象として実施しているところでございます。 また、平成31年度は、希望者は実施するのかとのご質問につきましては、ここ数年、39歳以下の胸部検診を全額自己負担でいいので、市の住民健診で実施してほしいとの要望を多数いただいておりますので、現在検討を進めているところでございます。健診実施機関である茨城県総合健診協会と日程等を調整しているところでございますが、来年1月に4日間程度、基本健診と胸部検診のセットで実施可能とのことでございますので、今後最終的な調整を進めてまいりたいと考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 今度はやるということですけれども、4点目のね。それならば、外国人研修生も市民ですよ。それなのにオプションでやるということはどういうことなのかな。市民ですよ。市民税も、市県民税もちゃんと外国人研修生は納めているわけですよね。それで、今市民の皆さんからもそういう要望があるから、今度は考えてやるんだと。やりたい人はどうぞ市持ちで、ただ基本健診の料金でできますということがなぜできないんですか。それって、ちょっと理不尽なように感じるんですけれども。 確かに40歳以下は、放射能を受けると、いろいろ若い人たちには障害があるから、厚生労働省ではやらなくてもいいというような話でなんでしょうけれども、そうではなくて、やっぱりやりたいという、特に鉾田市は外国人研修生が多いんですから、市民にそういう健康の状態が不利益になるときは、当然市でも当然基本健診の料金でやらせるべきと考えます。そのことについてちょっとお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 今申し上げましたのはですね、日本人であるからとか外国人であるからということではございませんで、年齢要件を、40歳以上を対象としてございますので、40歳に至らない30代の方につきましては、自己負担でというふうなことの考え方でございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) もう少し柔軟な考えで、市民として扱っていただきたいんですよね、外国人研修生を。市県民税もちゃんと納めているんですから。あとは、鉾田市の住人が一応安全というかね、そういうことにならないためにも、やっぱり市のほうで基本健診と同じようにやっていただければというふうに思っております。 ○議長(井川茂樹君) 10分間休憩いたします。                午後 2時04分休憩                                                        午後 2時16分開議 ○議長(井川茂樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 米川君の質問に対し答弁願います。市長。 ◎市長(岸田一夫君) それでは、米川議員にご答弁申し上げます。 平成31年度予算編成におきましては、経常的経費の増加等により、当初予算要求段階では23億円の財源不足が見込まれました。このため、歳入歳出の総点検、スクラップ・アンド・ビルドの徹底、必要性、緊急性の精査及びPDCAサイクルに基づいた事業選択を行い、歳入においても、国、県等の各種補助金の獲得、交付税措置率の高い有利な地方債や特定目的基金の活用、ふるさと鉾田応援寄附金の推進など特定財源の確保に努め、健全財政に支障が生じないよう配慮いたしました。 そのような中でも、今まさに進行しております、人口減少、少子高齢化という喫緊の課題に対しましては、「ひと」を育て、「しごと」をつくり、好循環を支える基盤となる「まち」をしっかりと築くため、結婚から妊娠、出産、子育て支援、教育環境の充実、雇用の場の創出、住宅支援、生活環境の整備まで行政の縦割りを排し、横断的に、切れ目なく政策をパッケージとして、平成31年度予算においては、限られた財源を重点的に配分いたしました。「みんなが行ってみたい。住んでみたい。住んでよかった。住み続けたい!」と思える鉾田市を実現するため、ご理解、ご協力をお願いいたします。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 31年度の予算においては、23億円の財源不足が生じたと。それぞれ各部署の中におきまして、物すごい予算請求があったんではないかと思っております。この23億円の不足分をいろいろね、先ほど市長からお話がありましたが、そういうパッケージ的なものでおさめたという旨の話でありますけれども、それはそれでね、当然執行部が考えることですけれども、特に子育て、教育の充実に最も重点を置いたということで、結婚、出産、子育て支援、教育の充実ということがですね、言われているわけですけれども、こういう政策とか、こういう経費というのは、どこの市町村でも行っていることであって、当然子育てのことについて、鉾田市はこうですよということを言っても、ほかでもやはり同じようなことをやっている。これは、やらないよりはやったほうがいいんですけれども、やっぱりパッケージですから、総体的にやらないと、子どもの教育ばかり先走っちゃって、あとのインフラがおくれていてはしようがないと。鉾田が魅力がないと。住んでみたい、住んでみてよかったとか行きたいとか、そういうことは、やはり全てがバランスよくやっていかなければ、決して魅力はなくなってしまうんではないかと思っています。 確かに市長が、子育て、教育の充実ということで、売りということでありますけれども、バランスよく、しかもスピード感を持って総体的にやらなければ、鉾田に住んでよかったという意味はないと思うんですが、その辺は市長はどう考えますか。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) では、私のほうからご答弁申し上げます。 米川議員がおっしゃるとおり、総体的にやっていくということで、今回の予算編成のテーマとしましては、「「ひと」を育て、「しごと」をつくり、好循環を支えるまちづくり」ということで、生活環境の整備の面あるいは雇用の場の創出等、あとは住宅支援という点についても新たな施策ということで取り組んでございます。具体的に生活環境の整備ということでは、4メートル未満道路の、そういった生活道路の整備に今年度4,000万円ほど計上したりとですね、あとは住宅支援という点では、昨年度新たに若者UIJターン促進助成費ということで、昨年市外から転入してきた方が、鉾田市に新たに住居を求めた場合、それは住宅取得費用の一部を助成しますよということで、上限20万円で始めました。今年度につきましては、それを定住という意味で、市内に住民票を持って新たに住宅を購入する方に対しては、10万円の助成という形で今年度は設けたりもしてございます。 それと、雇用の場の創出ということで、新たな取り組みとして、事業者支援事業補助金の創設あるいは空き店舗活用のチャレンジショップ支援、そういった事業にも今回取り組んでいるところでございます。そういった面で「好循環を支えるまち」ということで、ひとを育て、しごとをつくる、それを支えるまちをしっかりつくっていくという点においては、米川議員のおっしゃるとおりであると思いますし、その辺も配慮した予算編成としているところでございます。以上でございます。          〔「次お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。市長。 ◎市長(岸田一夫君) 6つの公約について、予算にどれだけ盛り込まれているのかとのご質問に対し、私は、6つの基本政策につきましては、平成30年度予算、そして平成31年度予算で順次取り組み、実施済み、または実現に向けて事業実施を開始したものを含めますと、約8割達成いたします。 6つの基本政策のうち新年度新たに盛り込ませていただいた事業につきましてご説明させていただきます。「徹底した行政改革」では、工事検査・監督技術に係る知識と経験を持った職員の登用。管理監督職員のマネジメント能力、部下育成・人材育成能力の向上を目指して、係長級、課長補佐級、課長級の3階級ごとの専門研修の実施。第2、第4日曜日の午前中、休日窓口開庁の実施。 2つ目の「安心の子育て」では、「HUGくむ子育て応援事業」の実施。スクールバスの無料化を初め大洋中学校、鉾田南中学校へのエアコン設置。中学校における運動部活動指導員の配置。 3つ目の「頼れる福祉」では、新たに風疹、おたふく風邪など任意予防接種費用助成事業の拡充。集団検診のみであった乳がん検診の医療機関での実施。 4つ目の「便利なインフラ」では、大動脈の形成として、統合小学校通学路整備事業の延伸。公共交通マスタープランに当たる地域公共交通網形成計画の策定。暫定措置として、高齢者タクシー利用助成事業を実施いたします。 5つ目の「活気ある地域」では、新しいビジネスが始まるまちへの試みとして、中心市街地の空き店舗を活用したチャレンジショップの場の提供、専門家による相談体制の整備、にぎわいを呼び込む小イベントを開催する中心市街地活性化事業を実施します。 6つ目の「誇れるまち」では、環境へ配慮したまちづくりの一環として、環境省・水鳥湿地センター誘致に向けて、涸沼ラムサール条約に係る施設等整備事業に着手します。また、いきいき茨城ゆめ国体2019の開催により、本市の地域資源と魅力を発信し、知名度アップ、リピーターの確保につなげてまいります。 以上、6つの基本施策に沿って主な事業を述べさせていただきました。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 昨年から6つの公約をなし遂げてくるというようなことで、8割を超えているということで、大分上できではないかというふうに思っております。市長は最後にですね、「十年樹木、百年樹人」ということを引用されて例えました。本当に1を植えれば100の収穫になるが、これが人材であるという意味でございますけれども、特に今8割ほどできたということは、新しく迎えた副市長、そして産業経済部長、建設部長、この新しい人材が、1を植えて100になったのか、まだならないかと思うんですけれども、最後に、この1を植えた人材に、市長はどのように評価しているのか、どのような成長ぶりを見ているのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 市長。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) 途中まで、「十年樹木、百年樹人」でしょう。これで新しい木を植えたわけですね。1年、市長、そして産業経済部長、建設部長と、植えたんですけれども、先ほどは市長は8割を超すできだということですから、当然この1を植えて、100にはならないでしょうけれども、どのぐらいになったという評価がありますかということを聞いたんです。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) まだですね、植えたばかりということで、その結果については申し上げられませんけれども、やはりですね、もとがいいあれでございますから、ここにいる議員の皆様方とともにですね、市民のために頑張っていけば、さらにいい人材の育成になるのかなと思っています。ご協力よろしくお願いします。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 米川君。 ◆13番(米川宗司君) せっかくいい木を植えたわけですから、8割ほどの成果だということですけれども、8割の成果は自分一人ではないと思うんですね。ですから、当然ここにおります執行部のそれぞれの関係者も当然これはあるわけですから、市長のこれは当然リーダーというものもあったでしょうけれども、さらに2年目は、今申し上げたようにですね、せっかく植えた木ですから、8割ぐらいはまた変える人もいるので、100ぐらいの収穫があるようにやっていただければと思っております。終わります。 ○議長(井川茂樹君) 米川君の質問を終了いたします。 次に、水上美智子君。          〔9番 水上美智子君登壇〕 ◆9番(水上美智子君) 9番水上美智子です。議会傍聴、大変にありがとうございます。それでは、通告に従い、3項目7点の一般質問を行います。 1項目、市のホームページの活用について。1点目、鉾田市の情報を知りたい方や興味のある方は必ずホームページ上で検索をされているのではないでしょうか。私は、以前から、市のホームページの活用について、さまざまな提言をさせていただきました。ほかの自治体のホームページを検索して、丁寧でわかりやすく紹介しているなと思った点は、本市にも活用できないかと考え、今回質問をさせていただきました。 例として、常陸太田市の子育てに関するコーナーや行方市の定住移住コーナーなどは、トップページに紹介され、わかりやすくしていると感じております。本市としても紹介はしていますが、若い世代から高齢者の方々が検索しやすく、わかりやすい掲載を検討していただけないかお伺いします。 2点目、ホームページ上に災害用備蓄品の取り組みの周知はどのようにされていますか、お伺いします。 3点目、学校給食の献立をホームページ上に掲載していただけないかお伺いします。 2項目、将来を担う子どもたちのよりよい教育環境の充実を目指すことについて。1点目、生活困窮者自立支援法施行により、自治体の学習支援事業として、無料の学習塾などの教育支援の事業が行われています。この事業に対して本市はどのように考えていますか、お伺いします。 2点目、つくば市に県南発達障害者支援センターが1月より開設されました。鉾田市はこのセンターの所管になっています。どのような支援体制になっていますか、お伺いします。 3点目、SNSを活用したいじめ相談窓口に対して、本市の見解をお伺いします。 3項目、高齢者が安心して暮らす環境づくりについて。高齢者の運転免許証の自主返納に対する支援事業を具体的にどのように取り組みを考えていますか、お伺いします。以前の質問で、自治体によって、タクシーの利用券の補助に取り組んでいるところを調査していただきたいと提言しました。その後の進捗状況をお伺いします。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(井川茂樹君) 水上君の質問に対し答弁を願います。総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 1点目の子育て支援サイトにつきましてご答弁申し上げたいと思います。 子育て支援サイト「HUGくむ」へのリンクについては、一応トップページ上のバナーに、大きなボタンで閲覧しやすいような形では掲示はしてございます。内容等について、わかりにくいという点がありましたら、随時ご指摘をいただきまして、わかりやすいような取り組みを図ってまいりたいと思います。 続きまして、定住・移住につきましては、次年度ですね、鉾田市の定住・移住サイトを立ち上げる予定でございます。次年度の予算において、定住・移住サイトを立ち上げる予定でございますので、ホームページ上のバナーを作成しまして、リンクできるような形で次年度進めてまいりたいと思います。財源としましては、地方創生推進交付金を活用して整備を図ってまいりたいと考えております。 さまざまご提言いただいておりますが、随時ホームページについてはわかりやすいレイアウトとなるよう工夫をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) 部長答弁ありがとうございます。部長、常陸太田市のホームページ、子育て、移住・定住のコーナーを見ていただいたでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 行方市の移住・定住のコーナーということでよろしいですか。 ○議長(井川茂樹君) 違う、常陸太田。 ◎総務部長(関谷公律君) 常陸太田。ごめんなさい、常陸太田ですね。常陸太田のほうはちょっと確認はしていてないんですが、「HUGくむ」についてはもう掲載しているということでありましたので、移住・定住サイトについてはちょっと、まだ作成していなかったので、ちょっと参考にさせていただきましたが。ということでよろしいでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) 例えばということで、常陸太田市と行方市のトップページの掲載されていることを紹介させて、通告しておりましたので、部長のことですから、しっかりと見ていただけたのかなと思って今質問させていただきました。見ていないということなので、終わったらぜひ見ていただければと思います。これは、以前にも私は、常陸太田のホームページのすばらしいところを提言というか紹介したと思います。 きっと部長が見ていないということは市長も見ていないのかな。ちょっと勘ぐってしまいますけれども、すばらしいホームページというかわかりやすいんですね。それだけ子育てに力を入れている。また、定住移住に力を入れているのが、このホームページの全面的にトップページに持ってきているのかなと。 やはりわかりやすくて、若い方から、本当に私みたいに高齢者というか年配の方々ですね、に全て本当に市が、トップページというのは市の顔だと以前にも言いましたけれども、どれだけ力を入れているのかというのが、最初に見てわかるんですね。それなので、本当に鉾田市も「HUGくむ」というね、済みません、ぱっと見て下のほうなんですね。どうしても最初ぱっといくと、市長の顔がどっと出るので、そっちにちょっとあれして、何か下なんか見ないで終わってしまっている方もいらっしゃるという声も若干聞くんですけれども、でもやはり今回予算に、やっぱり子育て環境に本当に重点を置いた施策を鉾田市は全面的に持ってきております。ですから、私も以前にこのホームページのことについて提言したときに、もっと変わっていいんではないかなと。でも、やっぱり変えることには全て予算が伴うということになりますので、しかしこれも喫緊の課題で、いち早くやってほしいということで今回質問をさせていただきました。 そういうことで、行方市のほうは見たということで今部長のほうからありました。移住定住については、次年度にしっかりと予算をつけてやっていただけるということで今答弁いただきましたので、それはよろしくお願いしたいということで終わりますけれども、やはり本当に、私もまだまだもっとほかのホームページを見れば、さまざまに工夫されている自治体はあると思いますけれども、常陸太田のホームページ、また行方市ですね、行方市も本当に、移住者の声の欄ですか、また相談コーナー、ごめんなさい、これは常陸太田ですね、済みません。そういうものに本当に力を入れているということもわかりやすく載っております。 また、行方市は、ちょっと外れますけれども、キッズページのコーナーとか、また今企業立地、この問題、鉾田市も課題でありますけれども、企業立地のガイドの紹介なども、このトップページから検索できるようにされております。 そういう意味でも、しっかりとこのホームページ、これからいいほうにね、検討していただきたいと思いますが、今の私の点について何かありましたらお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) ホームページについては、本当にわかりやすくなければいけないと思いますので、その辺は総務部の政策秘書課が担当でございますので、その辺で十分検討させていただきたいと思います。          〔「次の質問……」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) それでは、災害備品用の、これもホームページの掲載ということでございます。これにつきましては、トップページのホーム「安全安心、防災、災害時に備えて」という項目がございます。その中にですね、さっそくご提言をいただきましたので、災害用備品の内容についてもつけ加えさせていただきました。 今後ですね、共助、あるいはそういった共助の視点、自助、共助、やっぱり発災時の対応としては自助の大事さ、そして地域や近所の互いの協力の共助の大切さ、そういったものも含めて、いざというときの心構え等を踏まえて、わかりやすいような防災、災害時に備えてというページにしていきたいなと考えてございます。 ご提言をいただきました備蓄品については、早速内容を追加させていただいたところでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) ありがとうございます。これは龍ケ崎のホームページを見て感心して今回質問をさせていただきました。子ども用品、また本当にしっかりとそこに入っております。やはり部長が言われますように、自助という点でしっかりと各自が備えるということは大事でありますけれども、しっかり市としても、これだけの災害にね、いつ起こるかわからない災害に対して、しっかりと備蓄をしていますということをやはりホームページで、やっているわけですから、しっかりそこを載せていくということもやはり大事かなと思いますので、今後それもやっていただけるということなので、よろしくお願いいたします。 では、次お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 済みません、既にこれは掲載させていただきました。まだごらんになっていないのかなと思うんですが、とりあえず赤ちゃん用品とか、そういう部分も含めて、備蓄している内容についてはちょっと取り急ぎ掲載させていただきました。今後もよりわかりやすくしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、3点目の学校給食献立のホームページ掲載についてご答弁申し上げます。 現在、学校給食の献立表につきましては、毎月保護者の方へ配布しているところでございます。今後につきましては、学校給食献立表をホームページへ掲載することで、携帯端末から学校給食の献立情報を確認することができれば、家庭での夕食の献立や買い物の際にも参考になると考えられますので、本年4月からは掲載できるように準備を進めてまいります。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) ありがとうございます。本当に部長の言うとおりで、やはり献立表を見て、うちに帰って実際、こういう食材で、どこの産地でというね、そこまでやっぱり載せていただければ、きっと家族の中でもまたね、一緒に調理して食べようかというふうな、そういう団らんのひとときになると思います。 そういう意味で、ちょっと部長の答弁の中で、献立表を載せるんですね。そうしますと、給食に出た、こういう写真入りで、そういう紹介まではしないということでよろしいでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) そこまでは考えてございませんでした。以上です。
    ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) ありがとうございます。そうしますと、すぐほかの自治体のことを言ってしまうのが私のあれなんですけれども、行方市は最新情報というところに、3月の献立表がばっと出てきました。カラーでひな祭りの絵が描いてあって。そういうふうなやり方、それとも、どんなふうに、もし……トップページに載せるんですか。それとも検索、それをちょっともう一度お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 検索できるような感じの、トップページではなくてですね、入っていけるような状態で、当然行方市さんのホームページのほうも確認させていただきました。できれば行方さんのホームページと同じような、そういうデザインとか、そういうものを考えて、4月までにアップできるように準備を進めています。 あと、まだこのほかにも鹿嶋さん等、大洗町でも近隣でやっていますので、そこの近辺も考慮しながら、デザインについては検討していきたいと思います。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) ありがとうございます。龍ケ崎市をまた言ってしまいますけれども、龍ケ崎は写真入りで紹介しております。また、先ほど言った、産地まで載せているんです、食材の。そこまではしないということでよろしいでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) そこまではまだ検討しておりません。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) まずは提言ということで、そこもしていただくと、食材がどこからやはり来ているのかという、ちょっとした本当に文面でもいいと思うんですけれども、やはりそういうのも大事なのかなと思っております。提言させていただきます。 では、次の質問。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) それでは、2項目、1点目の教育支援についてご答弁申し上げたいと思います。 生活困窮家庭に対して、貧困の連鎖を断ち切るため、全国的に学習支援の取り組みが行われております。鉾田市においても来年度より、生活保護世帯の児童生徒、小学生から中学生を対象に、学習指導員の訪問型による学習支援を実施してまいりたいと考えております。 実施内容につきましては、学習支援のみならず、悩みや進学に関する助言等を行い、生活習慣の確立や学習意欲の向上、自発的な人間形成を育むことを目的として取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) これは予算説明書にも載っているということで理解しております。私は、やはり行方市で取り組んでおりますことを知りまして、行方市は学習塾のほうなんですね。そこを本市は、学習支援による、各家庭に出向いてするという、鉾田市ならではの画期的なやり方をするということで理解してよろしいでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 数年来、この学習支援については検討してございました。県内的には学習塾型が大半でございます。しかし、本市の特徴としましてはですね、可住地面積が広く、分散しているということで、どこかに集まっていただかないと塾型ではできないということを踏まえ、また個人のプライバシーというふうな観点からも、訪問型がいいのかなというふうなことで、全国的には訪問型で実施している市町村もございますので、訪問型で実施していければというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) ありがとうございます。しっかりと執行部で協議をして、このような方法をとったということを理解しました。 では、学習支援員について質問したいんですけれども、支援員の方々はどのような方がなるのか、そこをお伺いしたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 学習支援員というのは、いわゆる民間のですね、家庭訪問というか、民間の会社にですね、お願いするというふうなことで想定してございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) そうしますと、民間の会社にお願いするということは、その会社がどういう、資格を持った方がきっと行かれると思うんですけれども、具体的な、執行部としては何も、一切任せるということですかね。お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 任せっ放しということではございませんで、今回訪問型を実施する際はですね、事前に生活保護受給者というふうなご家庭の子どもさん方を対象としておりますので、ケースワーカーが福祉事務所におりますので、ケースワーカーと連携しながら、これは対応していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) わかりました。そうしますと、これは児童生徒がやはりこの学習支援を受けたいという、そういう方々のみで、強制ではないということでよろしいでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) もちろん強制ではございません。そもそも生活保護のご家庭の方々に対しては、保護者含めてですね、これはケースワーカーが生活指導というふうなことも含めて指導していくわけでございまして、将来を担う子どもたちですから、そのご家庭の子どもたちに対しても、きちっと学習の支援をして、将来を担っていただきたいというふうなこともございますので、その辺は、もちろん強制ではございませんけれども、そういったことも指導の範囲には含まれてくるというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) 先ほど部長の答弁で、数年しっかりと執行部で協議をして、このような対応を考えたということで答弁いただきましたので、この事業が本当にその児童生徒のためになるような、そういう事業になってほしいということを願ってこの質問を終わります。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 議員ご質問のとおりですね、平成31年1月から、つくば市に発達障害者支援センターが開設されました。県内では2カ所目の支援センターであり、鉾田市はこちらの発達支援センターの管轄区域となります。実施主体は茨城県となりますが、運営は社会福祉法人へ委託されております。 発達障害者支援センターは、発達障がい者とその家族が豊かな地域生活を送られるように、医療、保健、福祉、教育、労働などの関係機関と連携し、地域における総合的な支援ネットワークを構築しながら、発達障がい者とその家族からのさまざまな相談に応じ、指導や助言を行っていく機関で、利用料金は無料となります。 主な業務内容ですが、日常生活での心配事への情報提供やアドバイスを行う相談支援、家庭などでの療育方法のアドバイスを行う発達支援、仕事に関する支援を関係機関と連携を図りながら行う就労支援、講演会やセミナーの開催や講師派遣等を行う普及啓発活動となってございます。 支援の流れとしましては、電話やファクス、Eメール等により相談を受けて、必要に応じて外来相談を実施します。その上で、相談者の状態に応じたアドバイスや地域の支援機関の提案や紹介を行う等コーディネーターの役割をしていくこととなります。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) ありがとうございます。平成17年茨城県発達障害支援センターのしおりですけれども、茨城町にできております。今回31年1月1日に、いよいよ県南にできた。つくば市ですね。そこに鉾田市が所管になっているということで、実際新たなそういうセンターがふえたということは、それだけそこに相談をする方がふえているということも一つの要因ではないかと思います。 そういう中で、茨城県、これは窓口が茨城県でありますので、平成21年と28年、ちょっとデータは古いですけれども、支援件数が2倍以上になっていると聞いております。ざっと5,000件は超えているということでの数字になっておりますけれども、鉾田市としてはその相談件数は、ふえているかどうか、何件くらいか、もし把握していれば教えていただきたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 市としての件数は、申しわけございませんが、数字は把握してございません。ちなみに茨城町にある発達障害者支援センター、先ほど議員からお話がありましたが、29年度の全体実績で5,470件あったというふうなことで伺っております。鉾田市としての相談件数については、申しわけございませんが、後ほどですね、お示しできればと思います。よろしくお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) ありがとうございます。28年度で5,124件と伺っていたんで、やはり29年度でそれを上回る5,470件がもう相談されているということで、本当にこのセンターの重要性がしっかりと数字に出ているのかなと感じました。 そういう中で、これは予約をとってされると。やはり1カ月から1か月半かかるということなので、本当にそういう状況の中でも、相談する方は一日でも早く相談をして、何とか対処していただきたいというね、そういう方々が多くいらっしゃると思います。そういう意味では、この県南の発達障害者支援センター、これがやはり今回ホームページで鉾田市の管轄だということがわかりまして、まだ1月1日から開設されましたので、今3月でありますので、1月、2月、3月ということでね、これからどんどん鉾田市の方もそちらに相談されるんではないかと思いますけれども、やはり本市としまして、県が窓口でありますけれども、しっかりその周知方法ですね、やはり関係ない人はきっとスルーするかもしれません。関係のある方は、ああ、鉾田市のこの……何かを見て、わかって、そしてそちらに相談してみようというふうになると思いますので、そこをどのようにしているかをお伺いします。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 発達障がいという状況をまず保護者の方がですね、認識される機会としては、いわゆる就学前の健診等で認識される機会が多いのかなというふうに考えてございます。そういった意味で、健診の際に、そういった状況が、疑われるという表現がいいのかどうかわかりませんけれども、そういった心配がある方に関しては、そういった支援センターとか県の機関も含めてですね、紹介しながらですね、子どもさんたちの健全なる育成にですね、対応していければというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) 今部長のほうから、健診の際と言いました。これは、健診となると、やっぱり乳幼児とか小さなお子さん。そうしますと、これは成人の方にも対応はかかってくるのか。18歳以上の方。今の答弁だと、本当に学校に入る前か入ってからとか、そういうときに健診時に説明をしっかりして対応するという答弁だったと理解しました。 では、それ以外の方にもやはり、結局これは本人もそうですが、本人の家族というのも含まれていると思いますので、やはりそういう意味で本市としてどのように周知方法を徹底するのかというのが、健診時だけではちょっと納得できないと思うんですけれども、部長、どうでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 健診と申し上げましたのはですね、まず特に小さい子どもさんが、例えば発達障がいが発見されたという場合はですね、早期の発見、早期の対応というのが、今後の成長過程において早期の対応というのが有効だということで、数年前に就学前健診を実施するように当市もなったというふうな経緯がございます。 あと、成人の方々に対してはですね、ご家族の相談によりですね、基本的には医療機関で受診等をしていただいて、またご相談があった場合はですね、そういったご案内をさせていただきたい。きちっと対応させていただいてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) そうしますと、あくまでも医療機関を通じて、成人の方はそちらを紹介されるということでよろしいでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) そういった部分も医療的な部分でございますので、なかなかそういった見きわめというのは私ども事務屋ではできませんので、そういうご心配があったときには、やはり専門機関にご案内するのが一番適切かなというふうに考えてございますので、そういった事例に関しては、保健所とか関係機関とかに相談しながらですね、対応をさせていただいているところでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) 関係機関のほうに紹介をということで理解しました。 先ほども言いましたように、年々件数がふえているという事実がわかりましたので、やはり少しでも周知、知らなくて困っている方がないように、そういう取り組みを市としても何かやってもらえるようにと思い、今回質問の意図がそこにもありましたので、そこをしっかりまた関係機関ですか、周知徹底をしながらやっていただければと思います。 では、次の質問をお願いいたします。答弁をお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 10間休憩いたします。                午後 3時01分休憩                                                        午後 3時12分開議 ○議長(井川茂樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 水上君の質問に対し答弁を願います。教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、3点目のSNSを活用したいじめの相談窓口についてご答弁申し上げます。 現在SNSによる本市独自の相談窓口は設置しておりませんが、茨城県教育委員会で実施している「24時間子供SOSダイヤル」や「いじめなくそう!ネット目安箱」では、電話やメールによる相談を受け付けており、鹿行地区には、いじめ・体罰解消サポートセンターが設置されております。それらの相談窓口が利用できることを全ての児童生徒に周知しております。 いじめへの対応については、早期発見が大切と考えております。そのため、児童生徒へのいじめに関するアンケート調査は各学期に1回以上、さらに学校生活アンケート調査などを実施し、小まめに実態を把握できるように努めております。また、定期的に教育相談を実施したり、様子が気になる児童生徒に随時相談の場を設けたりしております。スクールカウンセラーも含め、全職員で児童生徒の観察を心がけるとともに、その情報を共有しております。保護者との連携を高め、小さな変化を見逃さず、早期発見ができるよう努めているところでございます。 今後も県の相談機関の周知徹底を…… ○議長(井川茂樹君) 静粛にお願いします。 ◎教育部長(小沼富男君) 図るとともに、児童生徒が学校職員や保護者などに相談しやすい体制となるように指導に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) 今部長の答弁で、きめ細やかに、早期にこのいじめ問題ですね、が発見できるように取り組んでいるという答弁でありました。そういう中で、鹿行地区ではいじめ・体罰解消サポートセンターにおいて、電話とかメールで相談を受け付けているということなので、その実態がどのようになっているかお伺いします。 ○議長(井川茂樹君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) いじめ・体罰解消サポートセンターに寄せられた相談内容なんですが、個人情報等、それから相談者の意思もございまして、全てが教育委員会に上がってくるわけではございません。もちろん相談センターですから、相談者へ相談センターできちんと対応して、学校とか教育委員会を通さずに解決を図る場合もあるかと思います。相談者の了解を得た上で教育委員会等への連絡が可能な場合には、ご連絡をいただいているところでございますが、今のところ重篤な例については特に報告があったということはございません。その場で学校等に連絡をして対応したことは数件ございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) 教育長、ありがとうございます。そういう中で、プライバシーの問題とかあって、全ては把握できていないということですが、やはり件数的にはしっかりと教育委員会で受けているんではないかと感じておりますが、その点と、あと教育長は、このSNSを活用した相談体制の構築は必要だと感じておりますか、そこを伺います。 ○議長(井川茂樹君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 今の中学生、高校生のスマートフォンですとか携帯電話の活用の様子を考えてみますと、電話よりもラインですとかメールですとか、そういうことでの相談のほうがしやすいというお子さんもたくさんいるかと思います。実は県のほうでも、いじめ問題対策推進事業ということで、これはまだ未確定の情報かとは思うんですが、SNS活用相談事業のほうを新規で実証研究という形で立ち上げる予定だと伺っております。この実証研究につきましては、鉾田市教育委員会といたしましても各学校に、9月いっぱい、一月ぐらいというふうには聞いておるのですが、それについてはきちんと周知を図って、その研究の結果については、県のほうからいただきまして、鉾田市でもそれをもとに研究を進めてまいりたいと考えているところでございます。 済みません、先ほどの細かい数字、先ほどの相談の数字については、ここに資料がございませんので、後ほど議員のほうに、もし報告があったときにはお伝えしたいと思います。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) ありがとうございます。先ほど教育長のほうから、実証研究として県のほうで9月に実施をしていく方向だということで聞いているということの答弁だったと思います。これは大井川知事も、SNSを含めた相談体制の充実強化について検討していくということでホームページにもちょっと載っておりましたので、そういう意味でもやはり県を受けて、市としても何らかアクションというか執行部で考えているのかなということで思いました。 そういう中で、先ほど教育部長のほうからも、今まで相談体制はしっかりとしているということでありますが、国のほうにおいても、やはり2018年文部科学省、SNSを活用した相談体制の構築の事業として1億円の予算を投じております。そういう意味で、それがどのように各自治体におりてきているのかということは詳しくは私もわかりませんが、そういうのを受けながら大井川知事もしっかりと検討していくということで載っていたのかなと感じておりましたので、これは本当にいろんな方向でいじめの解消に当たる一助として、このSNSがこれから必要になってくるんではないかと思います。 そういう意味でも教育長もしっかりと、先ほどの答弁をちょっと、済みません、頭に入っているようで入っていないんですけれども、しっかりと前向きに考えているんではないかという答弁だったと思うんですけれども、今後やはり国、県を受けて、本市としてもしっかりとSNSを活用したいじめ相談窓口、これを検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) この県の実証研究に十分協力する形で、本市としても研究を続けていきたいと思います。そして、そのときに、多分これはパソコンを使ってでもできるのかもしれないのですが、と同時にですね、スマートフォンですとか携帯電話は、今のところ原則小中学校は学校に持ってこないということになっています。この間、文部科学大臣のほうから、見直しというご発言もありましたが、まず今学校でとても課題になっているのは、スマートフォンや携帯電話を使うことの、学校では使っていないんですが、家庭で多分使っているお子さんはたくさんいると思うんですね。そうしたときの情報モラルのあり方だとか、それからスマートフォンを使って犯罪に巻き込まれてしまう中高生もいるという話も聞いておりますので、その辺の指導も学校にとっては大きな課題になっております。それも含めて、教育委員会としては研究を重ねていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁を願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) それでは、3点目の高齢者が安心して暮らす環境づくりについてということでご答弁申し上げます。 平成31年度事業といたしまして、高齢者タクシー利用助成事業を予算計上させていただきました。この事業は、75歳以上の高齢者を対象に、運転免許証を自主返納を促すことを含めた取り組みとして、タクシーを利用する際に、初乗り運賃相当額を助成することで高齢者の方々の外出を支援しようとするものでございます。助成の内訳といたしましては、月4枚を積算の基礎として、年間最大48枚の助成券の交付を行うこととしてございます。 この事業の実施に当たりましては、多くの議員の方々からのご質問やご提言を受け、本年度策定いたしました、鉾田市公共交通将来ビジョンの将来的な推進プログラムや各種調査を踏まえたものでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) それでは、最後の……          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆9番(水上美智子君) 済みません、最後の質問ということでよろしくお願いします。 今部長のお話で、これも予算に関する説明書にも載って、提出させてもらっております。月4枚で計48枚ということで、この条件の一つとして、今75歳以上の高齢者で、また免許を自主返納した方も含まれるということで理解しました。そういう中で、今乗合自動車が、大洋地区、また白塚ですか、の範囲のところ、乗合自動車が走っておりますけれども、そういう方もその対象になるということでよろしいでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 今議員ご指摘のとおり、特に制限はございません。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 水上君。 ◆9番(水上美智子君) ありがとうございます。制限がないということを聞いて安心しました。 今まで高齢者に対して、免許返納を促す一つの手だてとして、こういうタクシー券の利用ということでさまざまな議員が質問されてきたと思います。そういう意味で、本市としまして、交通弱者の方にこのようにしっかり取り組みを今後するということでありますので、この事業がしっかりと成功できるように、75歳という縛りはありますが、高齢者の方がこのタクシー券を利用して本当に生活がしっかりと対応できるような、そういう事業になっていただければいいと思います。そういう意味でこの事業の成功をしっかりと祈念していきたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(井川茂樹君) 以上で水上君の質問を終了いたします。 次に、倉川陽好君。          〔20番 倉川陽好君登壇〕 ◆20番(倉川陽好君) 20番倉川でございます。通告に基づきまして一般質問を始めます。 まず、水上議員にご配慮いただきまして、本当にありがとうございました。 今年は、天皇陛下が在位30年で、今まで30年間お務めになりましたのを退位なさるということでありますが、私も30年の議員活動、同じような年でありますので、私はまだまだ在位はして、退位はしませんので、よろしくお願いいたします。 現在鉾田市内の小学校統合は、鉾田北小学校、そして鉾田南小学校が開校しました。残りは大洋地区と旭地区の2校になりました。また、大洋地区の小学校も、30年度12月定例会で土地の取得費が計上され、議決されました。今年度から3年間で完成する予定で、3年後には開校することになります。 最後は、旭地区の小学校です。旭小学校の建設に向けての取り組みはどのような計画で進められるのか。当初の建設地策定に当たっては、その地区の議員、区長、PTA、学校関係者と担当職員で構成された策定委員会の皆様で協議、決定し、議会に報告、承認というような形で、それが認められ、予算化という仕組みで進められると思います。 大洋地区も同様な形で進められ、昨年の3月の議会で調査費を議決したと思います。地権者の皆様のご理解を得、土地の取得費が計上されましたが、厚生文教委員会委員長報告で、小中一貫校との報告がなされ、中学校に併設との図面まで提出されました。今までは地区の策定委員の皆様が選定。地元の皆様の意見を尊重してきましたが、今回の委員会の皆様の報告は何だったのでしょうか。 大洋地区の学校建設に当たり、今まで他地区の議員の皆様からのいろいろな何はございませんでしたが、今回は委員会でも報告なされ、いろいろな形でありました。それで、その内容についても、当初策定委員会で決めたのについては、大洋中学校の敷地内につくるとはありませんでしたし、17校の中で養豚場からいろんなところの周りがあったので、その選定に当たって、養豚場の近くはまずいんではないかというような形で外していって、地盤、そして交通の便、いろんな面を勘案し、つばさ幼稚園の前が選定されました。あそこは、ご存じのように、今東京ガスがガス管工事をし、あの近くに東京ガスが30メートルくらいの高さの建物を建てるというくらい地盤的には、ガス会社が建てるようなので、安全な施設であります。 そのような中で、いろいろなことが出て、説明にも、中学校の校長先生とか教頭先生とかいろいろありましたけれども、これらについては策定委員会では一切触れておりませんし、あの委員会の答申は何だったのか、いまだに何とも不思議に思っております。次期旭地区の場合は、どのような形で進めるかわかりませんが、今まで鉾田北中学校、南中学校が地域の議員にお任せして進めてきたのと同様、これは旭地区の議員や区長さん、皆さんにお任せすべきと私は思っております。 次に、児童の教育方針について、4月からプログラミング教育が必修化されるかとの新聞報道がありました。茨城県では現在、古河市、つくば市、龍ケ崎市でモデル事業を行っているようです。これらについては、鉾田市ではどのように取り組むのか。 また、鉾田市でいろいろな形で海外研修、いろいろ進めておりますけれども、今鉾田の子どもたちが英語に触れ合う機会がない。役場に行っても英語を話せる人がいない。そのような状況の中で、水戸の市長が言っておりましたけれども、これからの英語教育は、子どもにとっては道具だよと。いろんなところに行っても、それが活用されるのは英語教育だということもありましたので、これらについては教育長を初め教育部会の皆様にどのような方針で進めていくのかお尋ねいたします。 2点目に、桜本地区のコミュニティー施設の助成についてお尋ねいたします。これらについては、東日本大震災の後、特別委員会をつくったときに、委員の皆さんと鉾田町を歩いた中で、鉾田町には地域の集会所が全くない。どこで集まるのと言ったら、食堂かどこかで集まるというような形が多かったと思います。大洋地区では、石津村長時代に東京から望月さんという方が見えて、これらはまず1番目にやったことは、コミュニティー施設建設です。現在の上島西小学校、そして白鳥西小学校に全額補助金、そして足りない分は市の予算で、その当時は大洋村でしたから、大洋村の予算で全額地元負担なしで建てたと思います。その後、大洋地区では、多くの集落がコミュニティーセンターがいいということで建設が進められ、いろいろな形で地域の集会、そして婦人学級や料理教室等でいろいろ使われておりましたが、これらについても鉾田ではそのような活動は全くないと。 そのような中で、今回桜本の区長さんからコミュニティーの話があるようでございますが、今鉾田市の中で自警団や交通指導等で一番頑張っているのは桜本地区ではないかと思います。その中で、活動拠点としての桜本のコミュニティーセンター、そして今鉾田市内で、住民はふえたけれども、地域の集落に入っている人はどのくらいいると思いますか。大洋村でも半分の世帯しか集落に入っていないんです。みんな入っていない。桜本も、聞いたら、半分くらいの住民の方しか入っていないということでありますし、これからは市でいろいろなものをやる場合には、地域の皆様が一体となって、自警団組織、防災、そしていろんな地域の和を保つためにもコミュニティーセンターは必要な施設であるし、地域の皆さんが100%加入でなくても、加入者をふやすためにも必要な施設ではないかと思いますので、これらについても担当課の答弁をいただきたいと思います。 3点目に、ごみ袋の目的と取り組みについてお尋ねいたします。以前出雲市にごみ袋の有料化について研修に行ったことがあります。ここの取り組みは、年間市民の皆様に何枚という袋を渡して、年度終わりに、その袋の余ったものを市で買い戻すというようなやり方の逆有料化だったのです。その意味は何かというと、袋を減らすということは、ごみ焼却の燃やすものを減らすということで、経費の節減に当たるということで、出雲の岩国市長はそのような形で進めていたようであります。 また、土浦市でも、今はごみの焼却費やいろんな形で費用がかかるということで、値上げの記事がかかっておりました。これらについては、ごみの回収手数料やまた施設の維持管理に回すというような形でもありましたけれども、鉾田の場合は、以前ごみ袋の値上げの場合に、何で値上げをするんだというような市民の皆様の声もありましたけれども、その当時の、多分答弁は、値上げだからというようなことでありましたけれども、現在鉾田市のごみ袋の取り扱いに対しては、どのような形でやっているのかお尋ねいたします。 次に、市民の行政施設についてお尋ねします。これについては、国から行政施設の合併によって余剰になったものを精査しなさいという形で来たので、私は2年前から何回か質問しましたけれども、前回も質問の中で、通告外だというような答弁で拒否されましたので、終わりましたけれども、今国でやっているのに、施設を建てるときは補助金が来るけれども、維持するのには全額自己財源なんですよね。一銭の交付税も算定されないし、対象にもならないというのが現状だと思います。 その中で、今鉾田市にとって、これだけの施設がどのくらい必要なのかというのが、今年度中にも国に答申をするような形で以前の答弁もありましたけれども、やっぱり国からもそのような形で来ておりますので、これらについては何年を目安にやっていくのか。40年を目安にやっていくのか。施設の必要、何カ所の施設は必要ないというものに対しては削っていくのか。それらについてはどのような形で進めていくのかお尋ねいたします。 次に、30年度の予算に、企業誘致のために、市では財団法人日本立地センターに委託してこの事業に取り組んだようでありますが、この事業の成果と今後の取り組みについてお尋ねしますということでありますが、これらについても、ただ1,000枚のはがき、それをお願いして配ってもらうというような形でどうなるのかというのを担当者の方は考えたのか。年賀状はがきと同じで、出しっ放しできないんですよね。鉾田市にはもし来ていただけるなら、こういう働く場所があります。そして、住む場所もこういう住まいが用意してありますというようなものを提示して、具体的な方法でやらなかったらば、ほとんどの回答はゼロに近いのかなと思いますけれども、これらについてもどのような形で進めていくのかお尋ねします。 最後に、指定管理者の取り組みについてお尋ねします。現在市で指定管理者に委託している施設数はどのくらいありますか。また、指定管理者との委託契約は、何を目的に、どのような方法で契約しているのか。何を優先して進めているのか。営業成績の改善、指定管理者が施設の目的に合ったノウハウを持って市民のために運営できるのか。また、それらの場合、市の職員の派遣は、これらの制度の目的に対して違法ではないのか。それらの問題について、施設の維持管理に対する契約等はまたどのような形でやっているのか。 1回目の質問は以上で終わります。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君の質問に対し答弁を願います。教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、1項目の小学校統合に向けた取り組みについてご答弁申し上げます。 本事業は、公立学校施設再建計画により、小学校の再編により、本年4月には鉾田南小学校が開校し、平成34年4月には大洋中学校区統合小学校、平成37年4月には旭中学校区統合小学校が開校を予定しております。大洋中学校区統合小学校整備事業につきましては、これまでも予算を認めていただき、事業を推進してまいりました。現在用地取得に向けた各種の法手続を進めているところでございます。 また、旭中学校区統合小学校整備事業につきましては、平成31年度から予定どおり進めてまいりますので、これまでと同様に、初年度には候補地選定委員会を開催しまして、土地の選定を行ってまいります。そして、候補地が決まりましたらば、学校建設が可能かどうかの各種調査を行いまして、建設が可能であれば整備を進めていくようになります。 次に、平成32年度より小学校においてプログラミング教育が必修化されます。そこで、本市では小中学校の接続を意識したプログラミング教育を推進するため、平成31年度に市内小学校1校を茨城県事業である小学校プログラミング教育推進事業重点校に指定し、その成果を市内小中学校に広げていく予定でございます。 また、学習の基盤となる資質、能力の一つであるプログラミング的思考を効果的に育成するため、ICT支援員を活用するとともに、各小中学校の担当者によるプログラミング教育推進会議を立ち上げ、取り組む予定でございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 何だか前のほうで手挙げてっけれども、どうなんだっぺ。 ○議長(井川茂樹君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 議員の質問の中に英語教育に関するご質問があったかと思います。          〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(石﨑千惠子君) 申しわけございません。私ども通告書のほうでうまく読み取れなかったので、資料が十分ではございません。十分なお答えになるかどうかは……          〔「方針だけでいいですよ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) いいですか。英語教育につきましては、市長の強い思いもございまして、今2年前倒しで小学校の英語指導を実施しているところでございます。小中学校へ外国語指導助手、ALTと呼んでおりますが、これを派遣いたしまして、児童生徒の読む、書くを含めた英語活動への知的要求へ十分対応するということで対応しているところでございます。子どもたちの学習意欲、ALTが来るということで大分高まっていると先生方からも聞いております。 ちなみに来年度につきましては、中学校、これは4校ですので、4名。各校1名。それから、小学校については、5名を配置いたしまして、小学校は巡回指導ということになります。中学校の外国語科、それから小学校5、6年生の外国語科、3、4年生の外国語活動の指導をしてもらう予定でございます。 それから、これはまちづくり推進課、教育委員会所管ではないのですが、中学生海外派遣事業につきましても、次年度は16名ということで、派遣人数をふやして、今予算のほうを出させていただいているところでございます。 議員ご指摘のとおり、英語教育はこれからグローバルな人材育成にとっても非常に重要なことだと考えておりますので、教育委員会としても、各学校と連携しながら充実したものにしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 本当に丁寧なご答弁ありがとうございました。鉾田北中学校区は堀田議員とか山口議員がいて、本当にスムーズに運んで立派なものができましたけれども、鉾田南小学校はできてみて、駐車場が少ないんだ、高台が高いとか、そのようないろんな意見が出ますけれども、これは策定委員会のときに、どのような委員がやったのか。後出しじゃんけんではだめなんですよ、これは。つくる前にちゃんとやらないと。 ご案内のように大洋は、海岸に排水路整備も直すのは、オハヨーの前からも流れますし、本当に地盤も東京ガスの方が来て、オハヨーさんの前あたりに30メートルぐらいのガス管の塔を建てるというようなのがありました。これは、そのようなものを建てるということは、いかにあの辺が地盤が安定しているかということで、岸田市長も、あそこに小学校を建てて、いい場所なんだなと後々言われると思いますよ。ぜひ学校のバス問題とか何かもいろいろあるでしょうけれども、私はこれで教育委員会に対する質問は終わります。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 続きまして、桜本地区のコミュニティー施設の助成についてご答弁申し上げたいと思います。 ご質問の桜本区の地区集会所整備につきましては、区長さんを初め区の役員さんが何度も市役所のほうに足を運んでいただいて、ぜひつくりたいんだというお話をいただきまして、実施時期としては平成31年度に建設したいということで要望を受けまして、市の地区集会所整備事業費補助金交付要綱に基づきまして、今回当初予算のほうで桜本区の地区集会所の整備に対する補助についても盛り込んでいるところでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 部長、コミュニティーの助成金については、大体補助率5分の3、もしくは限度額が1,500万円ということみたいですけれども、以前鉾田市でコミュニティー施設を2カ所くらい建てませんでしたか。それらについてはどのような財源内容になっていますか。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) コミュニティー助成事業ということで申し上げますと、今倉川議員がおっしゃったとおりで、5分の3で限度額が1,500万円ということでございます。市の助成につきましては、定額補助で、その区の戸数によりまして400万円から1,500万円の限度額補助ということで実施してございます。 今言いましたコミュニティー助成事業につきましても、こういう補助事業がありますよと。これは建てる面積によって、どちらが得かというのは当然出てくるのかなとは思うんですが、どうしてもコミュニティー助成事業につきましては、採択が件数が少ないと。よくて1市1件ということで、例えば来年申し込んだら次の年になりますということで、そういうお話もさせていただきました。そういう中で、桜本区に関しましては、機の熟した段階でやりたいということで、31年度に市の助成事業を使いまして建設したいというようなことで今回要望を受けました。 あと、鉾田地区で旧鉾田町でコミュニティー施設をつくったというのは、小高根地区とか、そういう下水道関係の、その当時農水関係の助成事業がございました。それを活用したりして建てました。現在は、その農水関係の助成事業はなくなっているというような、ちょっと確認して、今あるのは先ほど倉川議員がおっしゃいました自治総合センター、宝くじ助成を活用しました自治総合センターのコミュニティー助成事業と市の助成事業ということで今対応しているところでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) そういうことですと、以前は迷惑施設を建てたので、それのでやったというようなことでございますよね。大洋地区は迷惑施設を建てても補助金は一切そこの地区に払いませんでした。みんな平等にやっていましたから。ただし、コミュニティー施設は6カ所くらいやりましたよね。地区によっては、阿玉なんか2カ所ですからね、1地区に。だから、やはり何のために岸田市長が太いパイプで……余り言うと怒られるかな。連れてきておりますので、ぜひそのような形で進めていただいて、限度額1,500万円にこだわらず、ここの地域はいろんな人の集合地域だから、本当にそこの地域が一体化になるのには、十分なコミュニティーセンターが必要だと。祭りもやっているし、この前の鉾田南小学校の開講式にも出てくれたとか、いろんな形で鉾田市の貢献度は抜群だと思いますので、その辺も配慮して、市長の政治判断で対応していただければと思います。答弁は結構ですから。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に対し答弁願います。市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 指定ごみの目的と取り扱いについてお答えいたします。 指定ごみの導入につきましては、議員がおっしゃられるように、ごみの減量化につながるのが1点と。それと、ごみの出す量に応じたごみ処理費用の公平な負担につながるというようなことでございます。それと、現在の29年度改定した、値段の改定につきましては、製造原価が引き上げになったことに伴い、29年度に改定したものでございまして、現時点での価格の改定は、検討しておりませんが、今後製造原価の高騰等が起こった場合には、調査など、そういったものが発生した場合には、見直しを図っていかなくちゃならないのかなと思っております。 それと、取り扱いといいますか、現在商工会を通じて市民の方には小売店で購入していただいております。引き続き利便性といいますか、市民の方の利便性を考えれば、引き続き同様な取り扱いということでいきたいと思っております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。
    ◆20番(倉川陽好君) 簡単な答弁だね。私が言っているのは、市でもうけて中間業者で利益どのくらい出ていますか。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 消費者が実際45リットルでいきますと200円で購入します。それで、実際商工会では、入るお金としましては、45リットルで139円、あと小売店で、失礼しました。商工会には、卸で139円で、それと小売店では163円というふうなことで、商工会に対しては24円、小売店に関しては37円の利益というような形になってございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 部長、議員が聞いているのに、25円とか20円の質問しているわけではないよ。総額でやったら商工会で幾ら利益になっているの。役場でどのくらいの利益出しているの。その部分を、これからごみの集配とかいろんなものにかかるから、その利益を出したらどうかというようなこともあるので、やっているので、俺何回も質問するの嫌なのよ。1回言ってぱっぱっと来れば終わっちゃうんだけれども。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 申しわけございません。それでは、29年度実績で申し上げますと、実際指定ごみの市に入っているお金としましては2,065万円程度です。それと、実際込みの製作費ですが、1,930万円というふうなことですので、130万円程度の利益がございます。それが充当としましては、ごみ処理の処理費用のほうに活用しているというようなことでございます。以上です。          〔「議長、私の質問に対して正確な答弁をするように申し上げてく            れませんか。私が言うと、またこの前にみたいに新聞に書かれ            るから」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 10分間休憩いたします。                午後 3時55分休憩                                                        午後 4時05分開議 ○議長(井川茂樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 倉川議員の質問に対し答弁願います。市民部長。 ◎市民部長二重作勝君) 先ほど答弁のほう、大変申しわけございません。 商工会、29年度の実績で申し上げますと、小売店で550万円程度、商工会で240万円というようなことで、おおよそ800万円……          〔「800万ぐらい」と呼ぶ者あり〕 ◎市民部長二重作勝君) 合計で800万円程度になっております。以上でございます。大変失礼いたしました。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 先ほどの件につきましては、より精査の上、今後検討させていただきたいと思います。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) それでは、岸田市長になって、ごみ袋がこういうわけで精査されたので、市民の生活が楽になったと言われるように頑張ってください。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) それでは、市の行政施設についてご答弁を申し上げます。 初めに、市の行政施設の数でございますが、111施設、460棟でございます。先ほど倉川議員からのご質問の中にありましたように、国では平成28年度に策定しました公共施設総合管理計画に基づき、個別の計画を策定するように、平成32年度までに策定し、平成33年度までに国に報告するように求められているところでございます。目標につきましては、公共施設総合管理計画2055年度を目標に、建築床面積で約3割削減を目指して個別計画の策定をしてまいりたいと思っております。現在鉾田市における公共建築物のうち築30年を超える建物が約63%存在していることから、類似施設の統合あるいは老朽化して廃止、そういったものを踏まえて検討していかなければならないというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 本当に公共施設の何については、もう交付税が来なくて、使用料や補助金等で賄っていけというようなことでもありますし、これから社会教育施設とか幼稚園等は算入の対象施設ではありますけれども、福祉施設等もありますけれども、これから鉾田市にとってどのような施設が大事なのか、それらを精査しながら節減を図っていただければと思います。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁を願います。総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 続きまして、企業誘致の促進につきましてご答弁申し上げたいと思います。 今年度ですね、1万9,000社を対象にアンケートを発送しまして、2,119社から回答をいただきました。これは共同調査ということで、全国19自治体で共同調査をしたということで、それぞれ、先ほど倉川議員からご指摘がありましたように、鉾田市の企業誘致の奨励制度あるいは鉾田市の立地条件、それとまだ未造成ですが、鉾田西部工業団地あるいはこういった将来的に廃校になる学校があるよというようなパンフレット、鉾田市の説明を書いた文も一緒に添えて発送したところでございます。 その結果ですが、立地計画候補地として鉾田市に魅力を感じるというような回答があった企業が7社ございました。その企業に対しましては、10月に電話をして、ぜひ訪問したいんだということでヒアリングを実施したところですね、実際ですね、全てが着手予定時期は未定というような回答でございました。 しかしながら、そのうちの4社につきましては、鉾田市に興味があるよというのが再度回答がありましたので、さらに鉾田市のいろんな資料を添えて送付しました。その4社にこの1月に電話をかけたところですね、2社が直接面会をしてくれるということで、その2社について、一応企業訪問をいたしました。その結果ですが、現実のところ、先ほど答弁を申し上げたとおり、まだ具体的に立地をするとか、そういうのは何にも決まっていないというような回答で、特に鉾田市にも興味がある、今回参加したのはたまたま茨城県では鉾田市だったということで、茨城県であるならば、便がいい常磐自動車道沿線のほうがいいんだよなというような回答があったとのことです。 結果としては、今後東関道がつながるようというお話をしたところ、その件に関してはすごく興味を持っていただいて、選択肢の一つとしても今後考えてくれるのかなというような印象を受けたという報告を受けております。ただし、昨日市長が言いましたように、市長から答弁がありましたように、やはり信頼関係が大事だと思いますので、今後ですね、諦めずに何度も足を運んでいきたいというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) ぜひ企業が来るときの売りに、鉾田市にはこういう公共施設の並行した跡地がありますと。そこに企業がそのまま建てるのなら、公民館も体育館も使えるし、社員のための住宅もありますとか、いろんな形でアプローチ。 それで今、ちなみに鉾田のブランドというのはメロンだけだと思いますけれども、市ではブランドの申請はできないと前に答弁を聞きましたけれども、例えば財団とか振興、そういうような企業の何でやれば、鉾田市のブランドとして何か売り物になるような専門の部署か何かを設立して、鉾田の売りをどのように持っていくかということも一つ長い目で考えていただければなと思います。答弁はいいです。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 現在鉾田市で指定管理者制度を導入している施設は7施設ございます。このうち健康福祉部所管でございます、健康増進施設ほっとパーク鉾田及びとっぷ・さんて大洋についてお答えさせていただきたいと存じます。 これらの施設の指定管理者の選定につきましては、鉾田市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第6条の規定により、公の施設の設置目的を効果的かつ効率的に達成することができると思慮する、本市が出資等をしている法人に該当する公益財団法人鉾田市健康づくり財団を指定管理者として選定してございます。 営業成績の改善についてのご質問でございますが、ほっとパーク鉾田、とっぷ・さんて大洋ともに市民の健康づくりに資する施設として整備された健康増進施設であり、多くの市民の皆様にご利用いただけるよう、低廉な価格設定がされてございます。一方、新たな民間施設との競合などで利用者の減少が進んでおり、営業成績の改善は喫緊の課題であります。このような状況のもとで、少しでも利用者数を維持するために、主要観光施設や近隣のスーパー、コンビニ等に……          〔「議長、部長の答弁要らない」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 公の施設と指定管理者制度というものの何を、趣旨をよくわきまえてやってくれればいいんですけれども、これはとっぷ・さんて大洋の年度協定書ですよね。とっぷ・さんて大洋の、鉾田市の市長の鬼沢市長と、その当時健康づくり財団の理事長だった小沼さん、知っていますか。わからないでしょう。郵便局長なんですよ、大洋の。それで、指定管理者の制度というものは、あくまでも法人が何で、資格は法人その他の団体、法人格は不要、だが個人は指定できないというようなこともありますし、指定の手続は条例で定め、指定に関しては当該の公の施設の名称、指定管理者となった団体の名称、指定の期間等について議会の議決を得るということでありますが、これらについては整備してあるでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 5年間の指定管理ということで、指定管理を受けておりまして、そのうち基本協定並びに各年度の協定書、基本協定を結んでございます。その前に、協定を結ぶに当たってはですね、議会の議決はいただいているというふうなことでございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 私が聞いたのは、議会の議決を得たのは当然わかりますけれども、条例整備はしてありますかということを聞いていますよね。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 先ほど申し上げました、鉾田市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例ということで条例は整備されてございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 済みません、年度協定書では、協定の期間は何年ぐらいになっておりますか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 5年間でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 多分5年というのは長いですよね。普通2年ぐらいなんだと思いますし。それで民間の法人等々と契約することになっておりますけれども、昨日もありましたけれども、副市長に社長になってくれと言ったけれども、ああいうことは全く指定管理者制度では許されないことでありますし、これはだから公の施設でやって、本当は公の施設で民間の指定管理者をやった場合に、そこに職員を派遣するということも条例の中に入っていますか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 条例には特にうたわれていないかと思いますが、公益法人等への一般職の地方公務員等の派遣等に関する法律というのがございまして、その中では問題はないというふうなことになってございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 公益法人と指定管理者制度の違いはどういうことでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 指定管理者制度についてでございますが、指定管理者制度はですね、従来ですと市の外郭団体以外は、平成15年の法改正前は、委託はできないというふうな形になってございましたが、指定管理者制度の導入によりまして、民間法人、NPOを含むですね、民間法人にも委ねることができるようになったというのが指定管理者の制度というふうに認識してございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) それと、指定管理者になって、利益が出ていないというのはおかしいというんだよね。指定管理者をやった場合には、必ず、うちはこの契約をして、どれだけの利益を上げますというようなことをちゃんと明確に出していくのが必要だし、それで派遣先の職員の支払いはどこから出ているのですか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 各財団の職員の人件費は、指定管理料の中からですね、支出されるというふうなことになろうかと思います。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) では、指定……かわいそうだな、聞くのな。指定管理者ということになっていくと、給料等を支払うのに、最初、年度協定書を結ぶに当たって、この管理する財団に役場から派遣しますよと。それで、派遣したときに、この職員の給料は財団で払ってくれますかというのは約束していますか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 市から出向している職員の人件費についてのご質問かと思いますが……          〔「財団の職員」と呼ぶ者あり〕 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 財団の職員ですか。失礼しました。財団の職員の人件費につきましては、先ほど申し上げましたとおり、指定管理料の中からですね、支出されるというふうな形になってございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) そうなった場合に、職員の身分はどうなりますかね。一旦市の職員をやめて財団に就職して、そこから給料をもらうことになっているのか。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 倉川議員、市から派遣する職員の給与はどこから払っているかということでよろしいですか。          〔「違います」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部長(関谷公律君) 違うんですか。 ○議長(井川茂樹君) ちょっと待ってください。倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 派遣職員というのは、この前アントラーズのDMOとか、いろんなところに、県のほうに出向するとか、いろんな形になっているけれども、年度協定書を結んで指定管理者として約束したのは、市で運営したんでは、いつになっても黒字になんないと。赤字だよと。それで、これ以上市の財政の持ち出しをふやさないためには、どのような制度でやるか。 だから、一般でね、例えば修繕費なんかも、今までは指定管理者制度前は役場で払ったのよね、これは市の施設だからということで。それが、今は指定管理者になっても、百何十万円だか200万円までは市で払うんだとか。それで、昔は備品の予算については、財団で30万円までは自由にできるというような形でやっていたのね。それが、いつの間にか今は、指定管理者になったらば、これは何ですよとか、いろいろあるんでしょうけれども、それでごっちゃごちゃでしょう。 例えばの話、さっき言ったように、今日、堀田議員から聞いたよね。指定管理者になって何かい。ともえ荘。あれも、指定管理者でやるならば、職員がいないから何だということは言えないし、一連でしょう。ほっとパーク鉾田、とっぷ・さんて大洋、ともえ荘、これは一連の施設ですよね、3つは、指定管理者制度をやって。違いますか、別個にやっていますか。 それで、そうやった場合に、職員が少なかったら、回していいわけだよね。今の時期、うちのほうは少ないからこっちに回してやれとか何かで。それが民間の発想なんだよね。そういうこともあるし、だからちょうど岸田市長が民間から走ってきて、指定管理者になった。これは改正してもらえるのかと思っているので、ぜひ期待しているんですから、頑張っていただきたいと思いますけれども、そういう形なので。 あと、社会福祉協議会は、社会福祉の問題だから、あれは市長がやったって構わないし。それで、観光協会なんか、指定管理者ではないけれども、大概、7割か8割は商工会の会長とか、そういう形でお願いしていますよね。そういう形で見直しを約束してくれるなら、私これで答弁は終わります。まだ限りある時間ですから、あと10分、何回もやってもいいんだけれども。市長にげたを預けて、私は今日で終わってもいいんですけれども、それらについて改善の方向で進めていただければと思います。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 倉川議員、大変失礼なんですけれども、私の理解力では十分に理解できませんので、暫時休憩を入れてもらいまして、話をちょっとすり合わせ、ちょっと……          〔「副市長もいるし、立場もあるから俺らも入んないで、スムーズ            に指定管理者の原理原則に基づいてやれば、それでいですよ」            と呼ぶ者あり〕 ◎市長(岸田一夫君) 回答になるかわかりませんけれども、倉川議員の言ったことにつきまして、後でご理解して……          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎市長(岸田一夫君) だって、ここで話ししてくれないから、私ちょっと。とりあえず気持ちはわかりました。以上です。          〔「終わります」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 以上で倉川君の質問を終了いたします。 △散会の宣告 ○議長(井川茂樹君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次会は、明日8日定刻から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。                午後 4時27分散会...